容姿・経歴・その他メモ

────名が遺ることもなく、栄誉も無く。ただ、信仰と人々に殉ずる彼女たちを、"無銘の聖女"と呼んだ。

アビスカース"栄光なき"
行為判定で自動成功した際、自動成功とは扱わず、2dを振り直し、その後の出目に従う。この効果は1日1回のみ発揮される。

短く揃えられた金髪に薄い青色の目、白と水色を基調にした鎧と盾。
身体がすっぽり隠れるほどのタワーシールドに長槍を携えている。
アルフレイム大陸で生まれる。奈落の魔域で両親は逝去。一人残された幼いルルイは導きの星神ハルーラの導きによって奈落の魔域を脱する。その後、孤児院にて育てられたルルイはハルーラ神殿の神官となった。しかし生まれ育ったコルガナ地方ではアビスボーンへの偏見や差別が根強く、それに心を痛めた司祭の計らいによって巡礼と布教の旅の一環としてテラスティア大陸に送られる。
巡礼の旅で人々が魔物や蛮族に苦しめられるのを間近で見たルルイは、いまだ蛮族に支配されている暗黒の街ミストキャッスルに囚われる人々を救い出すべく街へと侵入した。

◇

最初の記憶は、黒く渦巻く霧の中だった。手足が冷え切っていた。いつか抱きしめてくれた誰かはとうに亡く、ただ一人、先の見えない暗闇の中を彷徨い続けていた。
力尽き、何も知らないまま全てを終えようとしていた時のことだった。空に、青く光る星が一つ瞬いた。淡いその輝きが目に焼き付いた。ただ、焦がれた。痛みも苦しみも、何もかも忘れて、手を伸ばした。すると、世界に光が満ちた。空は青く、風が吹き、雲が流れる。それが世界なのだと知った彼女は、大声で泣いた。
それが、少女が生まれた日だった。

「貴女のようになりたいです」

かつてただ消えていくだけだった自分を救ってくれたように。神像の前で祈り、彼女は誓った。

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