アルトゥル・ペンドラゴ　Arthur・Pendrago


ウルシラ地方はスフバール聖鉄鎖公国の都市部に構えられた名家・ペンドラゴ家の三男
幼少期は病弱な身の上だったが、ティエンスとして生を受けた自分のことを両親は神聖と期待の眼差しを向けており、稀代の英雄になると信じて両親は彼を教育・溺愛した

だが、子供の頃の彼にとってその期待の眼差しはプレッシャーでしかなかった
神聖視とは違う、一介の親として子供に向けられる愛情の眼差しに憧れながら、親の目線から逃げるために家を離れ騎士の道を進んでいった

騎士団でも特別視の下実力に見合わない昇級の話を持ち掛けられ困惑する生活を過ごす彼だったが、数か月前社交場で行われたパーティーに兄に招待され参席することがあった
当然ながら子供の頃も病弱に伏せる生活だったため社交の場には慣れておらず、このパーティーも兄にリードされながら過ごしていた
その時だった。彼は兄に頼まれ令嬢に飲み物が入ったグラスを届け、彼女がそれを飲むと、彼女は具合を悪くして倒れ伏す
何が起きたか理解できなかった。気付けば彼女の護衛が自分を捕らえ、自分は警察関連に拷問を受けることとなった

後に理解する。両親が神聖視する彼を妬んだ兄達が、半ば自分をはめたことに

拷問は実に数日にまたいで続いた。おそらくこの事件を不審に思った人物による糾弾がなければ、自分はもっと長く苦しむこととなっただろう
自分を救った人物は、自分に素性を隠すことを提案する
その日を境に自分は姓を名乗ることを辞め、冒険者となった

人物

ユーサー・ペンドラゴ　Uther・Pendrago　「父上」

実の父にして自分を神聖視していた人物その１。人間、49歳
盲目に近い肯定をされてきたが、その無条件の肯定が時々怖かった。本当に自分を見てくれているのか疑念がわくことも

イグレイン・ペンドラゴ　Igraine・Pendrago　「母上」

実の母にして自分を神聖視していた人物その２。人間、47歳
溺愛に近い愛情の注がれ方をされたが正直彼にとっては恐怖だった模様。ハッキリ言うと苦手

モルガナ・ペンドラゴ　Morgana・Pendrago　「モルガナ兄上」

長兄にして自分を嫌悪していた人物その１。人間、28歳
操霊術師として優れた能力を有し、賢者に匹敵する膨大な知識もあったことから“静雪（せいせつ）の賢者”とも呼ばれ尊敬されてた上、整った顔立ちと物腰柔らかな佇まいから女性人気は結構あった模様
アルトゥルは彼のことを尊敬しているが、モルガナは彼のことを完全に下に見ていたし親がしていた神聖視を面白く思っていなかった

ライエンス・ペンドラゴ　Rience・Pendrago　「ライエンス兄上」

次兄にして自分を嫌悪していた人物その２。人間、23歳
アルトゥルがかつて所属していた騎士団に所属しており、その中でも“嵐雪（らんせつ）の騎士”という二つ名を冠し優れた実力を有していた。……佇まいに高潔さはかけらも無かったが
アルトゥルは彼のことを尊敬しているが、ライエンスは彼のことを見下していたし嫌いだった。それでいて親が神聖視していることに納得もしてない
アルトゥルの自己肯定感が底辺なのはほとんど彼とモルガナの所為だったりする

ベディヴィア　Bedivere　「ベディヴィア、ベディ」

かつて自分の傍仕えとして存在していたルーンフォーク。外見22歳（実年齢も同じくらい歳とっている）
騎士団に入団する際は侍従として傍にいた
アルトゥルからしたら兄貴分のようなものであり、彼との会話では割と口調は砕けている模様

用語

聖赤銅騎士団　せいせきどうきしだん　（組織命名：木魚さん）

アルトゥルが所属していた騎士団の名前
スフバール聖鉄鎖公国が抱える騎士団の中でも若手にして貴族の所属率が高い組織。アキレギアという小都市に詰所がある
徽章は十字に交差する剣とオダマキの花

戦闘準備
《先陣の才覚》を宣言して先制判定
敵陣営の最大先制値を抜いた場合、陣気+2

１ラウンド目
①【怒涛の攻陣Ⅰ】で味方の物理ダメージを+1、陣気+1
②【強靭なる丈陣Ⅰ】で味方の生命抵抗または精神抵抗を+1、陣気+1

２ラウンド目
①【怒涛の攻陣Ⅱ：烈火】で味方の物理ダメージ+2、陣気+1
②【怒涛の攻陣Ⅱ：旋風】で味方の命中力を+1、陣気+1
③【強靭なる丈陣Ⅱ】で味方の生命抵抗または精神抵抗を+1、陣気+1

３ラウンド目
①【怒涛の攻陣Ⅲ：轟炎】で味方の物理ダメージ+3、陣気+1
②【怒涛の攻陣Ⅲ：旋刃】で味方の命中力・物理ダメージを+1、陣気+1
③【強靭なる丈陣Ⅲ】で味方の生命抵抗または精神抵抗を+2、陣気+1

４ラウンド目
①【怒涛の攻陣Ⅳ：爆焔】で味方の物理ダメージ+3、陣気+2
②【怒涛の攻陣Ⅳ：輝斬】で味方の命中力・物理ダメージを+1、陣気+2


陣気が3溜まってたら
①【陣率：慮外なる烈撃Ⅰ】で一度だけ自身の命中力・物理ダメージを+2（適用されたら消滅）
②【陣率：衝戟の刪削Ⅰ】で自身に対する物理・魔法ダメージを-4（毒・病気・呪い属性を持つ攻撃に対して軽減は出来ない）
③【陣率：抗拒の推断Ⅰ】で自身の生命抵抗・精神抵抗に+3


陣気が5溜まってたなら
【陣率：衝戟の刪削Ⅱ】で自身に対する物理・魔法ダメージを-7（毒・病気・呪い属性を持つ攻撃に対して軽減は出来ない）

△　パリィ＆ブレイク

独自宣言型（1R持続）
盾を眼前に構え、相手の攻撃に合わせて勢いよく払うことで攻撃者の体勢を崩す秘伝

近接攻撃に対する回避成功時、攻撃者の回避力を-1
回避の達成値が攻撃者の命中より4以上上回った場合、攻撃者の回避力を-2
回避に失敗した場合効果は無い

△　ストップ＆スタッガー

独自宣言型（1R持続）
盾を眼前に押し出し、相手の攻撃を押しとどめ、押し返すことで攻撃者の体勢を崩す秘伝

効果時間中に近接攻撃によって物理ダメージ・魔法ダメージを受ける状況になった時、適用ダメージが秘伝宣言者の生命抵抗力（冒険者レベル＋生命力ボーナス）未満だった場合、攻撃者の回避力を-1
適用ダメージが0点だった場合、攻撃者の回避力を-2
なおこの「ダメージを受ける状況」というのは「近接攻撃の対象にされて回避力判定を振った時」と「《かばう》やそれと同種の秘伝などの効果で、他キャラクターに対して行われた近接攻撃ダメージを肩代わりした時」を意味する
なお、この秘伝宣言時に回避力判定に成功した場合、当然ながら効果は無い

プランドリポスト

常時型　前提：《パリィ＆ブレイク》or《ストップ＆スタッガー》
己の防御によって体勢を崩した敵の隙を逃さず攻撃する秘伝

先述の秘伝のいずれかで体勢を崩した（※回避力判定にペナルティ修正を受けた）相手に対し、秘伝使用者が近接攻撃を行う場合、自動的に与えるダメージが「+4」される
この効果は、秘伝使用者がその手番に最初行った近接攻撃一回にのみ適用される（命中力判定に失敗したら当然効果は無い）

このダメージ上昇を得る時にはフレックスグリップ強化を施している〈盾〉を装備している必要はない