容姿・経歴・その他メモ

全身にあざ。
角が生えている。
悪魔の声が聞こえる。
背中に悪魔の印。
普段はフードを深く被り、口数は少ない。

リュミの名前は光を意味する仏lumiêre(リュミエール)からきている。
ちなみに、闇は仏foncé(フォンセ)である。

履歴

　母親の腹を貫き生まれたリュミはその異様な容姿から忌み子として恐れられていた。
父にも見放され天涯孤独となったリュミは同じく人々から避けられている魔道士の家で拾われ育てられる。
しかし激しく差別され育ったリュミであったが、彼はそれでもまだ優しい青年であった。

　ある時リュミは悪魔に襲われる子供を目撃する。
リュミは必死で救おうと戦うが、全く歯が立たなかった。
悪魔は子供の腕を引きちぎりゆっくりとこちらに向き直る。
その時脳裏をよぎったのは、魔道士の家でみかけた禁術であった。
最後の力を振り絞り魔神の力を解きを放つと敵はくくと笑いその場から姿を消した。
リュミが気絶する直前に見た光景は嫌悪に顔を歪めた子供の
「化け物.....!」
という叫びであった。
　目覚めたリュミは縛られ村人たちに囲まれていることに気づく、
子供は状況が理解できず、リュミが悪魔を呼び出したと村人たちに伝えたのだ。
村人たちがリュミを嬲り死にゆく意識の端で、
村人の背後にあのときの悪魔がにっこりと笑っているのが見えた気がした。

　リュミが目を覚ますと魔道士の家であった。
激痛に体を歪めながら体を起こすと魔道士はこちらを一瞥もせずに
「リュミ、お前は召異魔法に手を出した。それに悪魔に魅入られたようだな。
もううちに置いておくことはできん。蘇生はこれまでのお前の働きの分だとおもってくれ。達者でな。」
と伝えた。
　次の日、リュミはいままでのお礼を伝え魔道士の家を後にした。

　母がリュミという名に込めた意味は光である。
　その名前を呼ばれるたびにリュミは何を思うのだろう。

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収支履歴