身長は130cm程。
短い髪の毛は左側に小さく括ってある。
顔の右半分が仮面に覆われている。
何故か薄く青い炎を纏っている様に見える。
だが、いつもはすっぽりロングマントを纏っており、体躯の全容は見えない様に隠されている為見えないが。

多種族行商キャラバンの出身であり、そこで生まれ育った。
大規模であり、人の出入りが割と多い為、血の繋がった親兄弟が分からない者が多いがｰｰｰ
特にそれで弊害が発生する事もなく至って平和なキャラバンである。

そんなキャラバンに、とある遺跡から発見された遺物が流れてきた。
価値も分からず、誰も取り扱えなさそうな、何か。
硬質な素材で出来た半仮面と、確実に二本腕では完全な取り扱いが出来なさそうな盾であった。
そんなナニカに妙に惹かれてしまい、近くで見てみようと手に取った。
すると、瞬く間に青い炎に包まれ、気付いたら仮面が顔から外れなくなっていた。

そして、装着された事により、見た事もない種族へと変貌してしまった。
…が、キャラバンの面々(本人含め)は特に腫れ物を扱う様でも、迫害するでもなく、至って以前となんら変わらず、変わったことと言えば、担っていた主な役割が商品の仕分けからキャラバンの護衛になったぐらいであった。

暫くはそのままキャラバンに居たが、折角自分自身で未知を見る力を手に入れたのだからと、冒険へと繰り出し今に至る。

リータの顔にぴったり貼り付いて外れなくなくなった仮面。
最初は驚いていたが、特に顔が腐敗するでも無かったためか、本人はそこまで深刻に考えておらず、外そうともしていない。
「皮膚感覚が発生するでも無かったし、後付けの外骨格みたいな感じなのかな？」
との本人視点。

因みに喋る。大昔の誰かの思念が憑依しているらしく、仮面が活性化(誰かが装着する)と意識も活性化され、喋れる様になるとの事。

現在の名前はレドネンス。
仮面に意識体を宿している。
リータの意思で、一時的に身体の主導権を握る事ができる。(ステータス変動は一切無い。フレーバー的要素。)

魔法文明時代の生まれであり、生まれながらに生体兵器として戦争などで運用されていた。仮面はその時に彼が着けていたもの。
国により管理されていた為、明確な主君はおろか、名前も存在しない。(というか、あったとしても昔過ぎて覚えていない。)
生体兵器として戦死したはずが、仮面に意識が移っていた。原因は不明。
色々な人の手に渡り、活性化・非活性化を繰り返していく内に、リータの手に渡り今に至る。