容姿・経歴・その他メモ

・異種族の友人がいる
・家族に魔法使いがいる
・才能を絶賛されたことがある

カルトナージュ近郊の集落に住まう田舎娘。
両親はそれなりに名の知れた腕利き冒険者だったらしく、村の出世頭だと敬われ英雄視されていた。
そんな冒険者の娘ともなれば彼女も待望の子だと持て囃され、両親と村人の愛情を一心に受けすくすくと育っていく。
そうした生活を送る中で、日常的に母の信仰と教え、父の冒険譚と人生観、両方を聞いて育った彼女は、次第に冒険者への憧れを募らせ、やがて母の真似事を始めて神聖魔法を覚える。最初は微笑ましく見守っていた両親だったが、筋が良く覚えも早い彼女に魔法の才があることを見抜くと、それから成人するまで冒険者になるための訓練を積ませる。
十分な実力を付けた頃、両親が推薦していたカルトナージュでの神官修行の合意が取れたことを知らせ、彼女は一人修行の旅へ出る。

しかし、親元の村とは違いカルトナージュでは田舎出身と種族ゆえのいじめに初めて合い、厳しい修行と陰湿な差別に心が折れかけていた。そんな時、一つ上の先輩冒険者である神官に手助けをされる。
彼はアルヴでありながら姿を隠さず、自身の種族の偏見や誤解を解こうと日夜人々のために精力的な活動をしている人物だった。
温室育ちのマチルダとは違い、辛い過去や境遇を持つ彼の話を聞くたび心を痛めたが、それでも偏見と闘う道を選んだ彼の真っ直ぐで情熱的な姿勢に勇気づけられたマチルダは、自身も誰かに寄り添い支え合えるような神官になることに志す。
こうして、信念を貫くことに目覚めたマチルダはいじめや偏見をも心身を鍛える試練と耐え抜き、ついに修行を終え晴れてイーヴ神官として冒険者となる。
心身共に鍛え上げられた彼女は人々の、特に支えてくれた先輩アルヴの力にもなれると喜んだが、時を同じくしてアルヴの先輩は遠方へ出向くこになり離れ離れになることに。
ひどく落胆するマチルダだったが、互いの健闘を祈りつついずれは一線で共に戦おうと誓い合い、彼女はそれに応えるためもっと自身を高めようと冒険者という更なる過酷な道を進む覚悟を決めたのだった。

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