容姿・経歴・その他メモ

アルバートは“自分の世界”の中で異端だった。
同じタビット族とあまりに異なるその容姿は人族のそれに近く、手足は長く一際背も高かった。


そんなアルバートを村人たちは暖かく迎え入れたが、他でもない自分自身が周りと違う自分を受け入れられなかった。
自ら村のはずれにある小屋に住み着き、物静かに暮らしていた。


ある日、付近に遠征に来ていた冒険家の一団が帰りがけに村に立ち寄った。
団員の多くは村の中で歓迎を受け、宴で騒いでいたが、ただ一人だけ「静かに過ごしたい」と
アルバートの家を訪ねて来たのだった。


冒険者と酒を酌み交わしながら、いろいろな冒険譚を聞くうちに彼は自分の悩みがどれほど小さいものであったか、
自分がどれほど恵まれていたか思い知ったのだった。


冒険譚に目を輝かせるアルバートに冒険家は言った。
『“お前の世界”の外に行ってみないか』


その言葉がアルバートの冒険の始まりだった。


『男は身なりが7、心が3だ。それ以外はあとから勝手についてくる。』
という彼の教えに従い、いつもスーツ姿で依頼をこなしていった。


教わった射撃の腕前も一人前になった頃、彼は一通の手紙を残して突然いなくなった。
『教えられることはもうない。真に心が自由になったときにもう一度、面見せに来な。』


アルバートの冒険は始まったばかり。

履歴

サンドキア王国 第三王子 アルフレッドと出会い、彼のコンプレックス(触れた魔動機を暴走または機能停止させる)に対して
葛藤する姿にかつての自分の姿を重ね、彼の成長を見守ると決意する。

「激しい運動」と「人のことを手玉に取って操ろうとする奴」が大嫌い。

セッション履歴

収支履歴