【ラダニア式操爪技法】は、アルショニア女王国の盗賊、ラダニアの戦闘法を体系化した武道です。
ラダニアは、魔法文明時代末期に活動していた虎のリカントです。貴族を襲って金品を得ていた、と伝えられています。彼女はカギ爪の付いた手甲という独特な獲物を好んで用いました。曰く、「どんなに強い魔術師でも、自分の血が流れるのを見れば一瞬、怖気づく。その隙を狙う」というのがその理由です。
彼女は古代魔法文明崩壊後、人々を導くリーダーとして祭り上げられました。貴族を標的にしていたことで、民衆には英雄視されていたのです。また、蛮族や魔神の侵攻に対して、その爪は有力な対抗手段となりました。門下には多くの拳闘士が集まり、その技は広まっていきました。
しかし、彼女はそれを疎ましく思っていたといいます。あくまで賊であり、為政者でも指導者でも、なかったのです。彼女は姿を消し、その後の動向については記録が残っていません。

現在においても、少数ではありますが、その技を受け継いだ者が居ます。穢れた歴史を持つこの流派は、王国では忌避される傾向にあります。しかし、彼らは気に留めません。技術に善悪はないのだから。

流派装備

この流派に入門することで、カギ爪のような刃のついた手甲を購入できます。ラダニアが用いた獲物を模したものであり、秘伝を使用する条件にもなっています。

名称	知名度	カテゴリ	価格	概要
アイアンクロウ	5	〈格闘〉B	400 ＋10名誉点	効果なし　爪状武器