とある学者の手記
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ウルシラ地方のとあるソレイユの集落に滞在した時、面白い伝承を聞いたので、ここに記す。
太古より、雷とは災害であり、人々の畏怖の対象でもあった。突然の稲光と轟音は、さながら神の業であろう。私が逗留したソレイユの集落では、まるで神殿に来た信者のように、皆が落雷のあった方角を見て手を合わせていた。不思議に思った私が尋ねてみると、ソレイユ達は代わる代わる雷にまつわる口承伝承を教えてくれた。歌詞はあまり詳細には覚えておらず、私が補完してしまっている部分もあるので、未来の私はこの部分を読み飛ばさず資料の作成に取り組んで欲しい。
我らソレイユ 太陽の子
大地を遍く照らす 太陽の子
太陽神の愛は多けれど
かほどに秘せし愛は無し
月との間に生まれし雨雲
それすら貫き大地に届く
太陽神の光 炎 熱き愛
風に吹かれる木の葉の一枚
妖精神の心を焼く
産まれし神は雷霆神
雨と風との狭間に隠れ
天鼓を叩き 光を放ち
連鼓を叩き 炎を放ち
雷鼓を叩き 雷を放つ
雷の拳は全てを砕く
(以下、雷霆神の武勲を讃える歌が続く。本文では主題から逸れる為省略。)
その後、太鼓のリズムに乗せてやって来た太鼓の絵が描かれたサンドバッグの前で彼らのスパーリングに付き合わされ、あまりの筋肉痛で翌日の調査は中止になってしまった……追加調査の際には事前のトレーニングをされたし。