両親の持つ[剣の加護]以外の種族特徴を1つだけ引き継いで産まれてきます。

強化される種族特徴[継承]
レベル6
元の種族特徴と同様です。(「毒」「病気」「呪い」属性から受けるダメージを3点軽減)
レベル11
元の種族特徴と同様です。(精神抵抗力+6、「毒」「病気」「呪い」属性から受けるダメージを6点軽減)

魔法の行使判定を2回振り、好きな方を選んで決定できます。

強化される種族特徴[願いの御子]
レベル6
魔法体系ひとつを決定しその魔法の消費MPを常に-1します。（プリースト）
レベル11
バニッシュのような魔法行使後に2dを振って内容を決定する魔法において、1dだけを振り残りの1dは任意で決定します。

1日1回だけ任意の判定を「行った」ものとして扱うことが出来ます。この効果での判定ではファンブルが適用されず、受動有利の法則がなくなり、このキャラクターが有利なものとして判定されます。この効果を発動するには、判定に必要な対象を視認する必要があります。

　ウィッシャーは子供に恵まれない男女が真に神に希うことで母体に宿り産まれてくる奇跡の種族です。本来子を成せないような種族、交われない異種族同士からも産まれることが出来るとされ、その希少性から奇跡の子、神の子とも呼ばれています。
　見た目は両親のどちらかの特徴を受け継ぐか、人間らしい容姿で生まれます。身体的特徴は彼ら種族固有のものらしく、ほとんどの場合不器用で鈍足、貧弱な代わりにとてつもない聡明さを備えているようです。また、生まれる前から神の声が聞こえていたと噂されており、ウィッシャーの多くは高レベルの神官として大成します。
　両親によって様々ですが、基本は15歳で成人します。神の寵愛を受けているためか、彼らは寿命が長く1000年とも寿命がないともされています。

・予知夢を見たことがある
・有名人の友達がいる(いた)
・絶対に知られたくない秘密がある

・終末を阻止する

　私は、自分で言うのもなんだが昔から賢い子だった。それだけが理由なわけでもないけど、私の周りに集まる同世代の子も何かしらに秀でているものが多かったように思う。成人となった今では有名人になった子も何人かいる。彼ら彼女らが自分の道を歩めていることが、なんだか自分のことのようにうれしい。
　ある日私は一生忘れられない夢を見た。全てが終わる、絶望の夢。空が堕ち、海は枯れ、大地は燃える。世界の終わりを告げる未来からのメッセージ。私は何故かあれがいつか来る現実の出来事だと直感した。でも、当時の私は非力で到底理不尽に抗える力なんて持ってなかった。だから私は家を飛び出し、冒険者になった。力をつけるため、信頼仲間を得るため、そして……友達を守るため。そのついでに私の信仰するフォルトナ様や、彼女のお友達のユリスカロア様の信者を増やして、あわよくば私自身も神になれればいいな。

彼女の本名はソフィ・A・グレイリンク。グレイリンクという貴族の令嬢。貴族なのに子供が生まれずお家騒動にまで発展しかけたところに生まれたたった一人の愛娘。両親からは愛を惜しみなく注がれ健やかに育った。王族の娘とも友誼を交わしており、本来は勝ち組人生を送っていられた少女。幼き頃から聡明だった彼女には早いうちから家の秘密が教えられていた。ミドルネームになっている"A"。これはただの符号ではなく、過去改変を行える特別な一族に冠されるスペルである。この能力を極めれば理論上歴史すら改竄出来ると言われており、隠してはいるがどこからかその真実を知った者が血を求めて襲ってくることがあるらしい。故に彼女は名を隠し冒険者となった。力を隠し、いずれ気が付かれたその時に実力で以て排除するために。