容姿・経歴・その他メモ

　経歴：国王に会ったことがある、飛空船に乗ったことがある、異種族の町で育った
　冒険に出た理由：名声を得るために
　身長はかなり低く、かなり細めの体形かつ童顔の女顔。髪の毛はフクシャ色で、長い髪を後ろで垂らし背中のあたりでまとめ、さらに側頭部の高めの位置二か所でもまとめている。瞳はぱっちりしたマゼンタ色。……一言で言うなら、男の娘、あるいは女装男子である。

　基本的に飄々としており、自分の気まぐれで行動するタイプ。ただし内に激しい破壊衝動や嫉妬心といったものを秘めており、かなりの激情家で、いわゆる「キレると怖い」。またかなりがめつい性格をしている他、自分自身の安全を駒の一つとして捨てることに躊躇がない。なお、服装については「趣味」「こっちのが自然だし似合ってる」とのこと。
　魔動死骸区出身。その中でもナイトメアが集まっている場所でストリートチルドレン生活をしており、外見の麗しさを活かした男娼稼業によりその中では比較的まともに食っていくことができていた。とはいえストリートチルドレンの中での「まとも」であり、当時の栄養失調ゆえか成人した今でもあまり成長していないように見える外見である。またなぜそんなところにいたのかというと、彼自身外見故かひどく見下されて迫害され、結果的に自分と同じように迫害された者たちと同じ場所に流れ着いたからである。ちなみにこの頃、実情視察にやってきたハーヴェス国王に買われているのだが、客の外見など見ておらず、しかも当時の見識は極めて限られていたため、今でもそのことには気づいていない。
　その後はたまたま発掘された飛空船に密航、街を脱出するも途中で露見、文字通り叩きだされるも奇跡的に生還。落ちたのはエルフの隠れ里（の水源）であり、しばらく世話をされる。またそこで彼が内心抱いていた富裕層への嫉妬心や芸術のセンス、自然を本能的に愛する心を見出され、洗礼を受けてアステリア信者になる。そして誰も直せずに放置してあったオンボロバイクを自力で修理（元々廃部品を修理してちょっとした魔動機を作り売却するのは、魔動死骸区ではありふれたシノギである）、借用物(愛着を持ちすぎないように、とのこと)として現地のライダーギルドに登録してもらい、冒険者となるべく里を出た。エルフたちからはここに残ることを勧められたが、豊かな人々への嫉妬を抱き、名声を求める彼にはのんびりしたエルフたちとの暮らしは合わなかった。

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