"シェス湖の勇者"ブグプリ二世(ギルマンブレイヴプリンス)
- 知能
- 高い
- 知覚
- 五感(暗視)
- 反応
- 中立
- 穢れ
- 4
- 言語
- 交易共通語、汎用蛮族語、ギルマン語、マーマン語、エルフ語
- 生息地
- 湖、海
- 知名度/弱点値
- 18/21
- 弱点
- 炎属性ダメージ+3
- 先制値
- 20
- 移動速度
- 28/38(水中)
- 生命抵抗力
- 21 (28)
- 精神抵抗力
- 20 (27)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
ジャッジメントスピア | 18 (25) | 2d+21 | 17 (24) | 16 | 185 | 46 |
- 部位数
- 1(本体)
- コア部位
- 本体
特殊能力
[常]不撓不屈=主動作1回+α(最大3回)
この魔物は「1+気絶・死亡している同勢力の数」だけ主動作を行う事が出来る(最大3回)。
この効果は自身の手番開始時に発動される。その為、手番中に同勢力が増減しても主動作はその場では増減しない。
[常]千古不易=能力無視4回
この能力は命中力判定・回避力判定・抵抗力判定・行使判定・ダメージ決定の前に発動する事ができる。
発動する事で、自身と対象(或いは能動者)が受けている魔法や特殊能力(錬技など)を全て無視して処理を行う。
この効果は1度の判定・ダメージ決定にしか適用されず、最大で4回まで発動できる。
[常]水中強化
水中の行動によるペナルティ修正を受けず、水中にいる間は命中力判定・回避力判定に「+1」のボーナス修正を得る。
このボーナス修正は「ペナルティ修正を受けない程度の水辺」では得られない。
[常]軽やかな動き
戦闘特技《足さばき》《影走り》を習得している。
[宣]手早い斬撃Ⅲ
命中力判定に「+3」のボーナス修正を得る。
この能力は、カテゴリ〈金属鎧〉を装備しているキャラクターには効果を持たない。
[宣]乱打
自身の存在する乱戦エリア内の任意の敵すべてに武器での攻撃を行う。
射程を求められる場合は「半径:15m」として扱う。
すべての命中力判定に-2のペナルティ修正を受ける。
[常][宣]勇者の誓い
戦闘特技《かばうⅡ》《ガーディアンⅡ》《ブロッキング》を習得している。
ギルマンとマーマン(種別は問わない)に対して、《かばうⅡ》が使用可能な状況であれば、必ずそれを宣言する。
また、この魔物が《かばう》による物理ダメージを受ける時、そのダメージを「2」軽減する(下限0)。
[常]ジャッジメントスピア
打撃点決定の出目が10以上だった場合、打撃点をさらに「+8」点する。
出目が12だった場合、対象を束縛しあらゆる主動作と補助動作が行えなくなる。
この効果は「抵抗:必中」「精神効果属性」として扱い、解除する際の目標値は「20」となる。
戦利品
- 自動
- ジャッジメントスピア(16000G/黒白SS)
- 自動
- ブレイヴズシールド(8000G/黒白S)
- 2~10
- 宝石(1000G/金S)×1d
- 11~
- 王子の証(10000G/金SS)
解説
ミストグレイヴに住むギルマンを統べる王、"背信の魚王"ブグプリの息子であり正式な後継者。
傲慢で独裁的なブグプリは欲望のまま繁殖を行っており、多くの子息を持つ。その中で最も強い力を持つギルマン――後に"シェス湖の勇者"と呼ばれるまでに至る――が後継者として選ばれた。ブグプリ二世の誕生である。
しかし、凡愚で特別なにかに秀でてる訳ではないブグプリに対し、ブグプリ二世は極めて優秀だった。最初は「良い手駒を手に入れられた」と満足していたブグプリだが、やがて頭角を現し始めるブグプリ二世に恐怖を抱き、「シェス湖を渡ろうとする人族を追い払って来い、誰も渡ろうとしなくなるまで戻るな」と、事実上の追放を下したのであった。
一方、ブグプリ二世は同じギルマンと比べても賢く、穏やかで思慮深い性格だった。追放される前から父であるブグプリには疑念を抱いており、追放を切っ掛けに外の世界を学び始めた。
そこで機会を経たブグプリ二世はマーマンやエルフとの交流を行った末に、彼はギルマン以外の仲間を得た。
強い信念はギルマンの範疇を超える力を揮い、強靭な決意は倒れる仲間の意思を一心に受け止め自らを鼓舞する。
そして仲間を脅かす外敵をその槍で討ち、多くの仲間たちを救っていった。――"シェス湖の勇者"の誕生である。
彼はブグプリを相容れぬ暴君であると考えながらも父として尊敬こそしており、同時に感謝の意を抱いている。
故に、彼の訃報を聞いた時は悲しみに明け暮れ、そして初めて強い怒りを露わにするのであった。
――父を亡き者にした者に一矢報いねばこの気は晴れない。
決意を胸に、"霧の街"へと向かおうとする暗殺者の下へ彼と彼の仲間は向かうのであった……。