ベルゼブブ(蟲群形態)
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 五感（暗視）
- 反応
- 腹具合による(なお数十分で餓死寸前になる)
- 言語
- 交易共通語、魔法文明語、魔神語
- 生息地
- 魔域
- 知名度／弱点値
- 17／23
- 弱点
- 物理ダメージ+2点
- 先制値
- 0
- 移動速度
- 40(飛行)/-
- 生命抵抗力
- 11 (18)
- 精神抵抗力
- 13 (20)
| 攻撃方法（部位） | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | ＨＰ | ＭＰ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| なし | ― | ― | 12 (19) | 7 | 250 | 330 |
特殊能力
○複数宣言=2回
○病気、水・氷、雷無効
○飛行
空中に浮いています。
この能力による近接攻撃に対する命中・回避力のボーナスはありません。
○貶められたるモノ
この魔物は「分類:人族」としても扱います。
○おぞましき渦
あらゆるクリティカルを受けません。
「投げ」やそれに準じる攻撃方法の対象にもなりません。
「形状:起点指定」かつ「対象:1体」である魔法や能力から受ける適応ダメージは最大で1点となります。
この魔物が存在する乱戦エリアに存在するキャラクターに対しては「ターゲッティング」とそれを前提とした能力は効果を成しません。
○オールキャンセラー
この魔物がダメージ以外のなんらかの効果の影響を受けた場合、HPとMPに「達成値+10」点のダメージを受けることによって打ち消すことができます。
○不浄の化身
魔法によってダメージを与える際、それに病気属性を加えることができます。
(例:エネルギーボルト(Ⅰ 248頁、MA69頁)にこの能力を使用した場合、純エネルギーかつ病気属性ダメージになります。)
○豊穣の使徒
この魔物の「半径500m/すべて」に存在するキャラクターが受ける風、水・氷、雷、毒属性を+2します。
○飢餓
▶️暴食の宴によって対象1体以上に魔法ダメージを与えていない状態が10分以上続いた場合行為判定を-4します。
また、その状態が30分以上続いた場合、この魔物は死亡します。
○感染症
11(18)/生命抵抗力/消滅
この能力は▶️暴食の宴を使用した後、その対象に自動的に発動します。
6点の病気属性魔法ダメージを与えます。
○集合
ベルゼブブ(人間形態)がこの魔物に変身した次の出番開始時に必ず発動します。
ベルゼブブ(人間形態)に変身します。
HPとMP、バフデバフはそのまま受け継ぎます。
▶️暴食の宴
-/-/必中
何千何万という蝿の群れが対象を包み込み、一斉に吸血を行います。
視認可能な対象全てに「2d+[自身の残りHPの10分の1(端数切り上げ)]」点の魔法ダメージを与えます。
△⏩▶️真語魔法、神聖魔法(フルシル)
魔力14(21)/レベル10
○💬▶️魔法適正
ターゲッティング、鷹の目、魔法収束、魔法制御、魔法拡大すべて、マルチアクション、ワードブレイクを使用します。
解説
旅に出た10歳の少女はとある村にたどり着いた。
どうやらその村は近頃不作であり、雨と風の神の使徒である自分にとっては教えを広めるには丁度いい場所だ。
最初こそあまりいい反応はされず、別のとある神を信仰する神官たちからはいい目で見られなかったが少しづつその村でも信者が増えていき、不作による食料不足もどんどん無くなっていった。
教えが広まり次なる場所でまた教えを広める為にこの村を出ようと考えている時期だった。
村の付近に魔域が現れてしまう。
それを機にその少女をよく思わなかった神官は少女を魔神の使いと告発したのだ。
最初こそ村人たちは信じなかったが“外“をあまり知らず、基本的に排他的な彼らにとって神官が言い放った「作物の成長を促進させるのは魔神の秘術だ」という言葉は少女に対する恐怖を煽るには十分だった。
そして「違うというならその魔域を絶ってみせろ」と言われ、豊穣の使徒である筈だったその少女は村人たちによって魔域に押し込まれてしまった。
少女は絶望した。
＿＿＿＿＿わたしは彼らを救ったのに
＿＿＿＿＿もっと多くの人を救う筈だったのに
まるで彼女を憐れむかのように魔神の力が少女に流れ込んでくる。
身体が変わっていく
＿＿＿＿＿なにこれ、これが………わたしの身体………？
しかし少女の華奢なものではこの力は持たないのか力が入らない
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿おなかすいた。
たくさん渡された食料は魔域の外だ。
＿＿＿＿＿そうだ、かえしてもらおう。なにもかも。
魔神へと貶められた少女は自分がもたらしたもの。村人たちの腹を満たしたものを食い荒らす為、自らの身体を蠅へ変異させ、魔域の外へ解き放つ。
＿＿＿＿＿たくさん食べて、大きくなれよ。