妖歌の無弦
- 知名度
- 18
- 形状
- 通常の弦ではなく、魔法の弦が張られたリュートのような形の楽器
- カテゴリ
- 特殊楽器
- 製作時期
- 魔法文明時代
- 概要
- 遥か昔、強大な妖精と共に旅をした天地使いの詩人が使っていたと言われる幻の楽器
- 効果
-
この楽器は「用法:2H」の旋律を奏でる事ができる楽器であり、
《フェアリーテイマー》技能で用いる宝石を「6つ」まではめ込むことができます。[補]【六霊歌精】[消費:MP6]
《フェアリーテイマー》技能で契約している属性から1つ選び、
指定した属性の妖精「1体」をこの楽器から召喚することができます。
この能力で召喚した妖精は「呪歌を歌わせるペット」と同じものとして扱い、全ての呪歌を対応できます。
この効果で呼び出せる妖精は、最大「1体」までであり、新たな妖精を召喚する場合は、
それまで呼び出していた妖精が入れ替わりでこの楽器へ帰還します。
また、妖精を呼び出している間は、奏者は妖精魔法を行使することができません。
妖精は「30秒(3ラウンド)」が経過した自身の手番時に楽器へ自動帰還します。
(この時、妖精が《ハーモニー》等で呪歌を歌って居た場合、その呪歌は中断されます。)
呼び出せる妖精は1日に「3」回までです。
また呼び出された妖精が存在する間、その妖精の属性によって、呪歌の演奏時に以下の効果を適用します。属性 効果 地霊歌-「鉄」(土) 10秒(1ラウンド)の間、奏者が受ける物理・魔法ダメージを「1」点軽減する。 水霊歌-「葵」(水・氷) 基礎楽素取得時に「鎮静(↓)」の楽素を追加で1つ獲得する。 火霊歌-「紅」(火) 基礎楽素取得時に「高揚(↑)」の楽素を追加で1つ獲得する。 風霊歌-「雅」(風) 呪歌の巧奏値を「-1」する。 光霊歌-「聖」(光) 基礎楽素取得時に「魅惑(♡)」の楽素を追加で1つ獲得する。 闇霊歌-「欲」(闇) 呪歌に対して、奏者以外の対象が抵抗力判定を行う場合、判定に「-1」のペナルティ修正を与える。 [常][補]音相域[前提:楽素転換]
この楽器の奏者がジオグラフを展開している状態で、
呪歌を行う場合、その呪歌で発生する基本楽素または追加楽素を破棄できます。
(破棄する楽素は、数含め奏者が任意に選ぶことができます。)
破棄した場合、破棄した楽素に対応した命脈点を得ます。(得る命脈点は、破棄した楽素の数と同じ数です。)
また、10秒(1ラウンド)に1度、補助動作でいずれかの命脈点から1つを選び、「1~3」点消費することで、
消費した命脈点に対応した楽素の蓄積量を「+1~3」することができます。対応する楽素 対応する命脈点 高揚(↑) 天の命脈点 鎮静(↓) 地の命脈点 魅惑(♡) 人の命脈点 [主]特殊呪歌【妖精の伝歌】(前提:呪歌【アトリビュート】)
[歌唱:必要][ペット:妖精]
[効果発生条件:なし][抵抗:必中][属性:-]
[基礎楽素:♡2][巧奏値:18][追加楽素:↑1or↓1]
[概要:「土」「水・氷」「炎」「風」属性からのダメージ-2]
[効果]
奏者は、この呪歌を使用する場合、ペットとしての「妖精」を召喚していなければなりません。
使用時に「土」「水・氷」「炎」「風」のいずれかの属性を指定します。
指定された属性から受ける物理・魔法ダメージは、この呪歌の効果範囲内では「2」点軽減されます。[補]【大相域:一輪】
[消費:「天」「地」「人」の命脈点2/魔晶石5点+MP10]
[効果の時間:30秒(3ラウンド)経過時の手番終了時まで]
[概要:契約している妖精の力を自身に纏う]
[効果]
《フェアリーテイマー》技能で契約している属性から1つ選び、指定した属性の妖精の力を術者に纏わせます。
効果時間中、術者が使用する呪歌を味方または敵陣営のいずれかにのみ適用する場合、以下の効果を適用します。
『味方陣営』:呪歌が適用されたキャラクターは、奏者が適用した属性が
「土」「火」「光」属性ならHPを「10」点、「水・氷」「風」「闇」属性ならMPを「2」点回復する。
『敵陣営』:呪歌の抵抗に失敗した場合、適用した属性の「バード技能レベル+精神ボーナス」点の魔法ダメージを受けます。
(光属性の場合は「属性:衝撃」、闇属性の場合は「属性:断空」として扱います。)
この効果は1日に1度しか使用できません。[主]【アナザー・ディアレスト】
[消費:魔晶石5点+MP20][効果の時間:特殊]
[概要:奏者の心を映す仮面の妖精を呼び出す]
[効果]
この能力は「1回の魔法行使」として扱われ、特殊な妖精「オルフェウス(sin)」を呼び出すことができます。
呼び出している間、奏者はフェアリーテイマー技能による魔法の行使を一切行うことができません。
また、呼び出した妖精は、術者の手番の開始時にMPを「3」点消費することで維持することができます。
維持のためのMP消費には、魔晶石を使用することはできません。
消費しない場合は即座に送還されます。
由来・逸話
――――遥か遠い昔、大陸には大穴が空き、天地を魔神が蔓延ろうとした時代
何処からともなく、その詩人は現れた。
詩人が歌えば――その歌に耳を傾ける者に安らぎを与え、律を害する者には罰を与えた。
詩人が詠めば――理と共に、自然が力を与えたもうた。
やがて、人々が己が足で再び立ち上がる頃、詩人はこの楽器を残し、風と共に姿を消したという。
この楽器を弾くならば、その6本の弦は、奏者の心情や思いによって、その音色を変えるだろう。
『天を見上げ、地を歩き、人は聲を紡ぐ――――』
『風に運ばれる雲のように、留まることなく、消えてゆくだろう――――』
『されど幸福は、歩む者と共に訪れ――――』
『――――いつか、人々が己の足で、旅路を歩むことを願う』