アキュレイ

基本取引価格：取引不可

知名度: 20

形状: 刀身に魔力の込められた文字が刻まれた細身の短剣

カテゴリ: 〈ソード〉Sランク、冒険道具類

製作時期: 魔法文明

概要: 補助動作で使用。使用した際に命中、回避、追加ダメージ、防護点、HP、MPの値をプラスすることが出来る。

効果

この武器は装備する、もしくは道具として使用することで、補助動作として以下の能力を発動することが出来る。

●マダ見ヌ未来ヲ目差ス守護ノ盾

この効果は魔剣を装備している者、もしくは自身が選択したパーティーメンバー1人に与えられる。また、この効果は魔剣を保持している者の能力として使用される。
　1ラウンドに2度まで自身がHPにダメージを受けた時、HPの最大値から現在値までの値、その4分の1（切り上げ）の数値を命中、回避、追加ダメージ、防護点、HP、MPのいずれかにボーナス修正として加えることが出来る。この効果で加えられたはボーナス修正は例えHPが回復しても、その戦闘が継続している限り持続する。
　また、この効果を使用している間、MPが1ラウンドに2点づつ消費される代わりに、自身のHPがラウンド終了時に10点づつ回復される。
　この効果はMPを1ラウンドに更に20点ずつ消費することでHPの最大値から現在値までの値、その2分の1の数値を命中、回避、追加ダメージ、防護点、HP、MPのいずれかにボーナス修正として加えることが出来る。

用法	必筋	命中	威力	C値	追加D	備考
1H	5	2	15	10	2	生命抵抗力+5、精神抵抗力+5、防護点+5、最大HP+30

由来・逸話

　かつて魔法文明時代の刀工が制作した魔剣の一振り。刻まれた魔法文字は、短剣に微弱な電気を発生させ続けており、それが使用者の肉体の限界を超えさせる。本来の使用用途であれば、使用者の心臓に直接突き刺すことで人体を活性化させ、疲労も苦痛も死の恐怖すらも感じない屈強な肉体を持つ不死身の戦士にするものであったが、以前の使用者であるカリュベ・ハームズワースの意志を魔剣が汲み取ったことによって、使用者の肉体の損傷を基に発動する能力となった。
　しかし魔剣の能力自体がティエンスという種族と非常に相性が悪く、体内のマナを暴走させ必要以上に身体を傷つけるものとなった。しかしそれでもカリュベ・ハームズワースは苦痛の表情一つ見せることなく、最後まで戦い抜いた。それは彼自身の高い信仰心と、誇りがあったが故だろう。
　ラシュマ・ハームズワースの心境の変化に呼応するように、魔剣もその姿を変えた。それは既に、己が身を害し、敵を屠る力を与えるものに非ず。それこそは前に立ち、仲間を鼓舞し、勇気づける守護の盾。ラシュマ・ハームズワースという少女が悩み抜き、そして目指すに至った一つの極地。いつかは辿り着く理想の姿である。そう在るべきという強迫観念から、そうなりたいという理想に変化した彼女の在り方は更なる高見へと自身を含めた味方を連れていくだろう。
誇らしい限りではないか

製作者：五郎