一回目のハプニング表

特になし

二回目のハプニング表

幸福／幸運
趣味が高く評価されていた

三回目のハプニング表

恋愛
憧れの人がいる

蛮族経歴表

・人族の文化が好き
・職人を目指している／いた
・なるべく正体を隠している

冒険に出た理由表

親に反発して

イルミナは、ギフダルという名で、蛮族社会で育てられた。
弱肉強食の世界で、戦うための最低限の歳になるまで、両親に守られて育ってきた。
戦える歳になってからは、醜い姿を避けるために、なるべく邪眼を鍛える日々を送っていた。

そんなある時、イルミナの運命が大きく変わる出来事が起きる。
両親が拾ってきた人族の戦利品、その中にあった一つの球体関節人形。その美しく可愛い姿に一目惚れしたのだ。

その日から、人族の芸術や文化、球体関節人形の作り方などを学び始める。
しかし、その趣味を両親は受け入れてはくれなかった。
だからこそ、両親に反発し、蛮族社会から家出する形で飛び出した。
濁点だらけの名を捨て、『イルミナ・カンタレッラ』と名乗り出したのも、この時期である。

穢れのせいで、大きな都市や国には行けない。だからこそ、小さな村で人族のフリをしてひっそりと暮らしては、商人に頼んで必要なものを購入して暮らした。
自分が作る人形の出来は、あの日一目惚れした人形には程遠い。けれど、村の人達は、自分の趣味を高く評価してくれた。だからこそ、人形師の道を歩もうと決めた。
村の人たちを喜ばせたくて、人形を動かすために魔法も学んだ。村の子供たちの遊び相手はもはやお手の物だった。

そんな中、イルミナはとある女性と出会う。蛮族に両親を殺された、踊りも歌も素敵な女性。あの日一目惚れした人形と、髪の色も衣装も、目の色ですら全く同じだった。だから、すぐに両親が殺した人族の子だと理解した。
あの人形そっくりの女性が歌って踊る姿に、恋にも似た憧れを抱いた。
彼女にはまだ敵わないけれど、人形師の修行の合間に、踊りと歌を練習するようになった。