ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ラゼルタ - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ラゼルタ

プレイヤー:和埜 章

種族
バルカン
年齢
130
性別
種族特徴
[暗視][炎無効][バルカンの宝石]
生まれ
魔法剣士
信仰
第二の剣 イグニス
ランク
穢れ
4
9
9
9
9
6
7
17
12
4
成長
0
成長
0
成長
1
成長
0
成長
1
成長
0
器用度
18
敏捷度
15
筋力
17
生命力
26
知力
22
精神力
13
増強
増強
増強
増強
増強
0
増強
0
器用度
3
敏捷度
2
筋力
2
生命力
4
知力
3
精神力
2
生命抵抗
7
精神抵抗
5
HP
35
MP
22
冒険者レベル
3

経験点

使用
4,500
残り
290
総計
4,790

技能

フェアリーテイマー
3
フェンサー
1
セージ
1

戦闘特技

  • 《魔法拡大/数》
  • 《回避行動Ⅰ》

練技/呪歌/騎芸/賦術

  • なし

判定パッケージ

セージ技能レベル1 知識 4
魔物知識
4
先制力
0
制限移動
3 m
移動力
15 m
全力移動
45 m

言語

会話読文
汎用蛮族語
バルカン語
妖精語
交易共通語

魔法

魔力行使
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
フェアリーテイマー技能レベル3
使用可能ランク×
妖精魔法
6 6 +0
技能・特技 必筋
上限
命中力 C値 追加D
フェンサー技能レベル1 9 4 -1 3
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 専用 備考
スルーピック 1H 8 -1=3 13 9 3 装備中。威力表で2回転以上すると壊れる。
カッツバルゲル 1H 7 0 7 10 0 鞘に収納
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
フェンサー技能レベル1 9 3
《回避行動Ⅰ》 1
防具 必筋 回避力 防護点 専用 備考
ソフトレザー 7 0 3
バックラー 1 1 0
合計: すべて 5 3
装飾品 専用 効果
組み紐 ある地方では「放浪する者」の意味がある。昔、旅立つときにもらったもの
仮面 木製の仮面。怖い顔をちょっとだけ隠せるかも
背中 ハーフマント 腰までの丈の外套。フード付き……だが角のせいで一部穴が開いている
宝石ケース レベル1~2の宝石2つ入り。光、闇
所持金
1,040 G
預金/借金
0 G / 0 G

所持品

バルバロス携帯品セット(冒険者セット)
魔香草
保存食1日分
魔晶石 5点×2
レッサーオーガのコア

名誉点
0
ランク

名誉アイテム

点数
冒険者ランク

容姿・経歴・その他メモ

バルカンの冒険者。
蛮族の身でありながら、人族に与する変わり者。
一族からは咎者として追放されており、すでにその任は終えている。

以前は人間の村で共に生活をしていたが、そこで暮らすことが難しくなったため旅に出ることになった。

バルカンの戦士として育てられ、成人としても認められた一人前だったのだが、
人族の村で暮らしていた期間のほうが長いためすっかり鈍ってしまっている。
戦士としてもそうだが、旅の経験も過去のものとなっているので、
サバイバル技術も駆け出し冒険者程度のものになってしまった。
普段は森や遺跡などに隠れ住んでいるが、
野営や日々の食事を得るのにもなかなか難儀しているため、
妖精たちや自分を怖がらない変わり者の冒険者の手を借りながらなんとか暮らしている。


生まれつきバルカンにしては体が小さく華奢だったが、
軽戦士としての素質と魔法の才があったので、魔法軽戦士としての訓練を受けている。

妖精は穢れを嫌うものであり、蛮族など特に避けられるはずだが、
生来の温厚な性格からバルカンが有する“強制召喚”の技術を嫌い、
根気強い対話を以てしてなんとか助力を得ていた。
人族の村で暮らしていた時にとある村人から
「妖精と仲良くなる特訓」を受けさせられたこともあり、
戦士だった時分よりも妖精との対話は得意になっている。
それでも蛮族にしては、の域を出ないので相変わらず苦労はしているが。


冒険者になるまで

ラゼルタ――生まれ育った部族に伝わる言葉で、"地を這うもの"を意味する蔑称である。


生まれつき翼がなかったために出来損ないとして忌避され、

名も与えられず、地を這うものと呼ばれ続けた。


部族の中ではラゼルタを殺すべきだという意見がいくつもあがった。

みな彼の親に子殺しを迫ったが、それには頷かず代わりにこう言い放つ。


――翼がないのなら、咎者として追放すればいい。切り落とす手間も省けよう。

――しかしこのままでは使い物にならない。故に、成人まで私が鍛える。

――10歳までに成人の儀を終えられたら、咎者として裏切り者を追う任を与える。

――だが成人できなければ……皆の前で私が手ずから殺そう。


その言葉で命を繋ぎ止めたラゼルタは、厳しい鍛錬の日々を生き抜いた。

そして10歳を目前にして成人と認められ、咎者と成った。


咎者として与えられた任は、10年前に部族を裏切ったバルカンを殺すというものだった。



部族を追放されてから、ラクシアを旅して様々なものを目にした。


蛮族にすら知られぬバルカンたちの小さな集落の中で嘲笑と蔑みに晒され、
迫る命の期限と厳しい鍛錬を課せられて来た身からすれば、
信じられないような世界が広がっていた。


生まれてからずっと、地獄のような灼熱だけが世界のすべてだった。


だが世界にはこんなにも色が満ちている。

様々な種族が存在し、みな与えられた命を謳歌している。


――世界はこんなにも美しいものなのか。



これまで裏切り者を追う日々を送りながらも、自らの任から何度も逃げ出そうとした。

なぜたったひとりの同族を殺すためにこんなことをしているのだろう。

この美しい世界での生を謳歌したい。


種族の柵から、解放されたい。


だがその願いが許されることはなかった。


ラゼルタ――地を這うもの。

唯一与えられた名が呪いのようにまとわりつき、課せられた咎を突きつける。


任を忘れそうになる度、自らの名を思い出し前へ進み続けた。



咎者と成った日から15年。ついに裏切り者の所在を突き止めた。


アルフレイム大陸の辺境の地にある街でそいつは暮らしていた。

守りの剣はなく、蛮族や魔獣の襲撃に怯えながら暮らさなければならないような小さな街。


人族の街だった。

蛮族であるはずの裏切り者は、人族と共に暮らしていたのだ。


めまいがした。

部族だけでなく、蛮族そのものを裏切り人族と共に暮らすなど、考えられない光景だった。


その光景に、羨望さえ覚えた。


そいつは蛮族でありながら人族に受け入れられ、異質な存在ながら彼らに溶け込んでいる。

種族も柵も関係ない、真に解放された姿をそこに見た気がした。


――自分も、ああ成れたら。


無意識に足が前に進んでいた。


だが、現れた見知らぬ蛮族の姿を目にした街の人々は怯え、そして彼らを守るように裏切り者が立ちふさがる。

その様をみて痛感した。

所詮自分は彼らにとってはただの蛮族でしかなく、恐怖の対象であると。


同時に、目の前に立つバルカンの姿が、種族の垣根を越えた絆を体現する希望にも思えた。


それでも、自分には与えられた任がある。

自らの名前を思い出し、心を殺す。

そして裏切り者に告げる。咎者であると。

眼の前の裏切り者は、ただ黙って頷き、剣を引き抜く。


15年の時を経て、ふたりのバルカンが剣を交わした。



戦いは三日三晩続いた。


三日三晩、ひたすらに剣を振るい続けた。

もはや何故そうしているのかすら忘れかけるほどに。

ただ眼前の同族と剣を交わす度に、自らの内に巣食う何かが断ち切られるような感覚がした。

その先に何かが見いだせるような気がした。

故に、どれだけ体が悲鳴をあげようと、剣を振るう手を止められなかった。


奇妙なことに、戦いの間、街の人々は決して逃げようとはしなかった。

凄惨ともいえる戦いの様を見て顔を歪めるものや涙を流すものもいた。

だが誰一人として、目を背けようとはしなかった。


そうして永遠に続くと思われた長い戦いにも、終止符が打たれる。

一度も休まずに戦い続けた身体はすでに限界を越え、意識もほぼないような状態だった。

それでも互いに死力を尽くし、最後の一太刀を振るう。


一方の剣が胸を突き刺し、もう一方の剣が胴を深く切り裂く。


鮮血が舞い、ラクシアの空を真紅に彩った。



目が醒めると大きな藁のベッドの上で寝かされていた。

部屋の扉から数人の人族が覗き込んでいたが、起き上がった姿を見ては小さく悲鳴をあげ逃げてしまった。

どうしたものかと悩んでいると、街の代表らしき人物が部屋へと入ってきた。

そしてただ静かに、すべての事情を話し始めた。



裏切り者と呼ばれたあのバルカンが街に来たのは25年ほど前。


街が魔獣の襲撃に遭った際、突然現れたバルカンがそいつらを追い払ったという。

当初、街の住人たちはさらなる脅威を目の当たりにし怯え逃げ惑ったそうだが、

バルカンは人間の言葉を喋り、必死に危害を加えるつもりはないと訴えかけてきた。

人々は自分たちと同じ言葉を喋る蛮族に戸惑いながらも、そう簡単に信じることはできなかった。

だがその日からバルカンは街のはずれに住み始め、ときおりやってくる蛮族や魔獣から街を守っていた。

大きな災害が起きれば人々の救助に出向き、街の復興に黙って手を貸す。

その姿をみた人々は、次第にあのバルカンを蛮族ではなく街の仲間として受け入れ始めた。

この時、種族という大きな隔たりを越え、共存という道が拓けたのだ。



街の住民として受け入れられたその日、あのバルカンは人々にひとつ頼み事をしたという。


――この先、私の同族がやってくるかもしれない。私を殺すために。

――私は同族と殺し合うことになるだろう。だが、皆にはその戦いを見届けてほしい。

――そして、もしも彼がこの世界で生きたいと願っているのなら。

――どうか、彼を生かしてやってくれないだろうか。

――彼に、この美しい世界を見せてやってくれないだろうか。


仲間として受け入れたばかりなのに自らの死について語るバルカンに、人々はとても困惑しただろう。

だが、その真剣な眼差しと今までの行いは、街の人々を頷かせるには十分だったようだ。



そして話を終えた人間の代表が問う。

どう生きたいのか、と。



地を這うもの。翼を無くし、同族からも見放された哀れな落とし子。


この世に生まれ落ちたときから咎を背負い続けてきた。


生き永らえながらも、消えることのない罪に苦しみ続けてきた。


だが、その地獄のような生に希望を与えようとしたものがいた。


生きる道を指し示そうとしてくれるものがいた。



いつの間にか、大勢の人々が顔を見せていた。

みな不安を拭い去ることはできていないのだろう、体を震わせているものもいた。

それでもみな一様に、真っ直ぐな視線を向けている。

目をそらそうとするものはいなかった。


彼らの視線を受け止めながら、自らの生を考えた。

いままでのことを。

そしてこれからのことを。



まだ実感はなにも湧いてこなかった。

課せられた咎だけが生きるすべてだったから。

だが、そうじゃないことを、あの同族と、そして目の前の人間たちが示してくれている。

ならば、それに応えよう。

そして自らの罪を清算するため、この人々をあの優しき同族の代わりに守り抜こう。


その決意を汲み取ったのだろうか。

人々が、手を差し出してくる。


彼らの瞳を真っ直ぐに見据え、その手をとった。


小さな街に、新たな住民が迎え入れられた。



それから100年余り。

季節が何度回ったかももう覚えていない。


街の住民として迎えられたが、最初のうちは苦労も多かった。


彼らからしたら仲間を殺した張本人だ。

恨み言をぶつけられ、石を投げられることもあった。

それでもすべてを受け止め、街の人々のために暮らした。

かつて優しき同族がそうしたように。


そして段々とわだかまりは消えていき、共に笑い合うようになっていった。

何人もの人々と出会い、別れを繰り返していった。



だが、そんな生活も終わりを告げるときが来た。


当時は大破局の爪痕もまだ大きく、人族も自らの領土を立て直すので精一杯だった。

それ故に辺境の街に新たに訪れる者も少なく、国からの支援も受けられなかったが、

そのおかげで人族社会に暮らす蛮族という異常な存在が露見せず街で暮らせていたとも言える。


しかし復興が進み、共同体同士でのコミュニティが復活してくると、次第に外部の人間が訪れるようになった。

最終的に近くの国に吸収されることが決まり、開発が進められ守りの剣が置かれることにもなった。


当初街の住人たちが身を案じ反対していたが、彼らの安全を考えるなら受け入れるべき提案だった。


すでに100年以上のときを過ごし、街を守ってきた。

時代は移り変わっている。

もう自らの役割は終わったのだと考え、また旅に出ることにした。



――この街を離れるのは寂しいが、それでも彼らが平和に暮らせるのならそれが一番だ。


次はどこに行こうか。


残酷だが美しいこの世界は、今度はどんな景色を見せてくれるのだろう。


それを考えると、寂しい思いとは裏腹に自然と歩幅が広くなっていった。



かつて、地を這うものと蔑まれたものがいた。


翼をなくし、咎を背負い続ける悲しき者。


それでも彼は生きていくことを決めた。


空は飛べずとも、両の足で、神々の創り給うた大地を踏みしめ歩いて行く。



こうして、地を這う咎者は、大地を歩む「冒険者」と成ったのだ。


セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 3,000 1,200 0
1 2022-08-20 セッション「冒険者になろう!」 1,790 1,020 0 知力
筋力
ふぁいん ととしいたけおの
取得総計 4,790 2,220 0 2

収支履歴

初期作成

スルーピック::-380
カッツバルゲル::-100
ソフトレザー::-150
バックラー::-60
宝石ケース::-100
妖精使いの宝石::-50*2
バルバロス携帯品セット::-100
魔香草::-100
ハーフマント(フード付き)::-40
仮面::-10
組み紐::-3

セッション1

馬車::-37

チャットパレット