過去

ブルライト地方の各地を放浪して商売をするリルドラケンの商旅団リンドブルの一員として生まれた。
ナイトメアであるという事はリルドラケンの大人達にとっては気にする事では無かったようで、兄弟達と共に健康的にすくすく成長した。

自身が兄弟達と容姿が異なっている事は薄々感じていたが、ナイトメアである事に気が付いたのは、ある時立ち寄った街で自分だけが蔑むような眼で見られた事がきっかけである。
兄弟達や大人達は気にするなと笑っていたが、自分が家族と同じように商人として生きていく事は出来ないのだろうなと漠然と感じた。

その頃から冒険者、特に噂に聞いたドラゴンライダーへの強い憧れを抱くようになり、見様見真似で身体を鍛え始め、15歳になったその日に冒険者になる為に旅団を発とうとしたが、大人達にまだ2回目の脱皮をする歳でもないのに出ていくなんてとんでもないと大反対された。
それから暫くの間、あの手この手で説得を試みたが上手くいかず、結局成長の早かった兄弟の1人が2回目の脱皮をした事を理由に『冒険者として大成し、家族を養えるようになる』と書き置きを残して飛び出してきた。

現在

幼い頃から身体を鍛えた事が功を奏し、大型の槍を騎獣を操りながら、片手でぶん回して敵を薙ぎ払う程の筋力を手に入れている。
冒険者になってすぐにライダーギルドに行って、「ドラゴンに乗りたい！」と言って一頻り笑われた後、その気概や良し、先ずは馬から乗りこなせと馬を貸し出された。

また冒険者になってから｜奈落の盾神《イーヴ》を信仰している。
家族が｜導きの星神《ハルーラ》を信仰していたこともあり、元々その存在や教えなどは見聞きしていたし、ナイトメアにも寛容、そして何より憧れのドラゴンライダーも｜奈落の盾神《イーヴ》を信仰していたのもあって、その門を叩いた。
始まりこそ俗物的な物だが弱きを助け、その盾になれという教えはアリアの誇りとなり心に根付いている。

何故なら幼き日の自分は家族とは違うのだという不安から助け出してくれたドラゴンライダーへの憧れ、それこそがこの教えの本懐なのだと彼女は思っているからだ。

騎獣

【ホース】マツカゼ

光の加減で赤く見える程の赤みが強い鹿毛の馬で、元々は奈落の魔域《シャロウアビス》攻略の最前線で戦った歴戦の騎獣。
だが、加齢による戦力低下に伴い、前線を退き、現在は新人ライダーの教育係のような立ち位置に居る。
アリアも騎獣の乗り方は先輩ライダーよりマツカゼに教わったようなものだと思っている。

経歴・冒険に出た理由

経歴
・異種族の友人がいる
・身体の何処かに刺青がある
・純潔である
冒険に出た理由
・家族を養うため

セッション履歴

収支履歴