生まれた環境:一族が辺境では恐れられる存在だったが、力を誇示しなければならない宿命があった。

秘密の背景:滅びた国家の末裔

11歳のころ:妖精に攫われた
15歳のころ:自分のせいで誰かを傷つけた

冒険に出た理由：恐怖に打ち勝つため
ヴァグランツになった理由:平和を求めて

信条
・暴力(否定)
・闘争(否定)

執着:約束は必ず守る

キャラクターとの関係性:狗神→手助けしたい

生まれた辺境の地では、アルヴという種族は恐怖の対象だった。
力で村を支配しているこの環境に、いやな感情を抱きつつも戦闘技術を磨きマナを精吸し続けていた。

11歳になったある日、村はずれに出て小動物達を愛で荒れた心を癒していたところ、一目惚したエインセルとその一団に攫われ、妖精の住んでいる秘境へと連れていかれてしまう。
とうとう天罰が...と縮こまっていたが、予想に反し妖精たちは穢れた自分を歓迎し、そのまま住まわせてくれた。
半ば強制ではあったものの、辺境の地での暮らしに疑問を抱いていたため抵抗なく受け入れた。

何だかんだ充実した生活を送っていた、15歳を迎えたある日のこと。
いつもの様に生活し、いつもの様に秘境の外れで小動物たちを愛でていた頃、突如として蛮族達の襲撃にあう。
戦いの心得はあり大きな負傷はなかったものの、追い詰められつつあり諦めつつあったその時、自身に惚れていたエインセルが割って入り、重傷を負いながら救い出してくれた。
秘境に戻ると恐ろしく弱った妖精を前に、トラウマを背負うこととなった。

その出来事を切欠に、これ以上秘境にいると迷惑をかけてしまう。
そう感じ、黙って秘境から出ていった。
もし戻ってくるのであれば...誰も傷つくことがないよう、自分が強くなってからだ。

〇応対

初対面に対しては敬語を欠かさず丁寧な対応をし、物腰も柔らかく応対する。
親しくなりつつある相手には、程よく砕けてくる。
かなり慣れ親しんだ相手には、眩しいほどの笑顔を向けるだろう。

〇生き方

暴力や闘争というものに嫌悪している。
冒険者ではなく放浪者となったのも、様々なことに柔軟に対応して無用な殺生を行わずに済むだろうと考えたためだ。
戦いが避けられなくなったその時も、常に眉間にしわを寄せ、祈るようにしてその槍を振るう。
もちろん、それが果てしなく難しいことも承知している。
それでも、誰もが武器を握り争うことがない、そんな世界になることを願っている。

〇執着

約束したことは必ず守ろうとする。
素直で純粋であるがゆえか、その約束が如何なるものであろうと、疑うことなく。

〇恐怖

目の前で誰かが傷つくことに非常に恐怖している。
もし誰かが重傷を負えば、引くことはしないだろう。
もし誰かが死にかければ、その間に躊躇なく自分の身を投げ出すだろう。
もう、誰も傷つかせない。
私はあの日の様に、非力ではないのだから。

旅路の途中マナを吸精できず衰弱死寸前のところに現れたルーンフォークに血を分けてもらった以来、彼と行動を共にしている。
助けてもらったこともあり、現在進行形で血を分けてもらい生活している為、彼を手助けすることを約束した。
半ば強引であるが。

花:デイジーの学名、ラテン語で翻訳すると「果てしない戦争」・アッシュは英訳で「灰」。

戦旗章::-2000