クレメリア大陸、エンバーウッド地方の名もなき集落出身のアビスボーンの少女。
名もなき集落では人族と蛮族が入り混じって平穏に暮らしており、それが「蛮族差別の」に繋がった。

ある日、集落の誰かがドラゴンの巣から盗んだ卵を、それを盗品と知らずに受け取り、温めていた。
後に、卵を盗まれた親ドラゴンがブチギレて襲来し、集落は火の海になる。
彼女も殺される寸前だったが、ちゃんと孵ったドラゴンの子を差し出したため、一人だけ生還できた。

卵が盗品だと気付けていればという悔恨から、一度は自殺を試みたが失敗。
その後、里を出て森の中で生活している中で、とある放浪者と出会い、放浪者としての生き方を知った。
それ以外の生きるすべも見出せなかったため、彼女は放浪者として旅立った。
それでも、故郷で暮らしていた記憶から、時折人恋しさに駆られるため、定期的に人里を訪れ、依頼を請け負っているようだ。

……ドラゴンへの恐怖を抱えつつ、何時かは絶対倒してやると、憎悪の炎を胸に秘めたラーミナ。
一先ずは、大陸外で新たに武器を手に入れようと、クレメリアからアルフレイム大陸へと渡航したのだった。

彼女の本名は、ラーミナ・メルクリウスと言う。
しかし、事情あって、アルフレイム大陸では「ラーミナ・メルクリウス」は死んだことになった。
そのため、アルフレイム大陸で放浪者として活動する間は「タナトス」と偽名を名乗っている。

アイテム収支とファンブルの履歴

共に旅した仲間

モチ

リパス種タビットの拳闘士の男性。
アルバートが持っていた毒キノコを、素早い動きで彼の口に突っ込んだ主犯。

イシュメール

人間の斥候軽戦士。性別不明。
昔は捕鯨船に乗っていたそうだ。

セティ・ゴルジュ

ティエンス魔解種の魔術師の男性。
航海士であるらしい。

アルバート・フォン・ヴァイスハイト・フェアヴォ―テネ

エルフのキルヒア神官の男性。勝手に略してアテネと呼ぶことにした。
毒キノコを食べてぶっ倒れた時は、コイツ大丈夫かと思った。

簡潔な冒険内容

クレイマリーポートのとあるギルドに立ち寄ったラーミナは、居合わせた面々と組んで依頼を受注した。
森に生息するポイゾナスピルバグから、毒を帯びた殻を採取してこいという依頼。
途中で合流した神官が毒キノコを食べて死にかけたり、道中でアルケミストとその護衛を救助したり、ポイゾナスピルバグの巨大な特異個体に襲われたりしたが、なんやかんやの末、一行は無事に依頼を完了した。

幕間

次の冒険先であるドーデン地方を目指して、アルフレイム大陸に渡航。
その間に立ち寄ったユーシズの学び舎の屋上で、ドラゴンは恐ろしい生き物であると叫んできた。

アイテム収支とファンブルの履歴

共に旅した仲間

ユーコン・オービラック

大型草食獣リカントの騎手の女性。

ディー・ピーアイ

ドワーフの探偵の男性。

ティアラメント・ミドラーシュ・クシャトゥーリア

ティエンス魔解種の妖精・魔神使い。性別不詳。

その他の人物

オールキスト・サンスグリット

オルフィード湖国の貴族にして、今回の依頼主。
今回の依頼では、彼の言う「私の美しき宝石」も列車に同乗するらしいが……？

リーファ

オールキストのいう「私の美しき宝石」である、ティエンスの女性。
170cmほどの背丈に、艶やかな長い銀髪、Ｈカップの放漫な胸に、折れそうなほど華奢な腰。
そして、虹色に輝く宝石のような瞳と、額と胸部に露出した、ティエンス特有の大きな宝石が特徴的。

名前はルーゼットと言うらしい……？

デミアン

バルバロストレインレイダースの首魁らしき、ディアボロの男。

簡潔な冒険内容

ドーデン地方はキングスレイ鉄鋼共和国、首都キングスフォールにあるギルド「機械仕掛けの化け狐」で、クレメリアからの長い旅路の休憩を取っていたラーミナ。
そうしていると、貴族からの「列車移動中の護衛依頼」がギルドに持ち込まれる。
依頼主が放浪者でも構わず雇うということで、沸き立つ冒険者たちと共にラーミナもこの依頼を受けることとなった。
そして、駅で依頼主のオールキストと、彼が「私の美しき宝石」と呼ぶ女性、リーファと出会う。
……同性ながら、リーファには思わず見惚れてしまうラーミナだった。

乗り込んだ列車では、ユーコン、ディー、ティアラメントの３人と組んで行動することになった。
豪勢な夕食を追え、警護担当の時間まで一眠りした後、一行は再び集合する。

……ふと、鍵のかかった一室の前を通ると、部屋の中から、鞭打つような音と、リーファの小さな悲鳴が漏れ聞こえてきた。
この部屋は確か、依頼主のオールキストが滞在するスイートルームだった筈だが……？

向こう側での出来事を察してか、ディーが扉をノックした、その直後……列車が急停止する。
バルバロストレインレイダースの襲撃だ！
付近に出現したトロールを打ち倒し、魔香草を摂取していると、そこにオールキストがやって来る。
どうやら、リーファがこの混乱の中で、蛮族たちに攫われてしまったらしい。

リーファの救出を急がねば、と思うラーミナだったが、その脳裏に先ほどのリーファの声が過る。

……本当に、この男の下に、リーファを連れ戻して良いのか？
蛮族の下で、リーファが碌な目に遭わない確信はあるが、それはこの男の下に連れ戻しても同じではないか？

ラーミナの心には、そんなオールキストへの猜疑心が芽生え始めていた。

ディーがユーコンを説得する形で、リーファの救出へと一行は向かう。
……出発前に、オールキストからパンツを奪ったのは、ディーの細やかな意趣返しだろうか？
そうして辿り着いた先で、一行はリーファを攫ったボルグラウドコマンダー率いる軍勢と対峙する。
ミノタウロスとシハルスを伴う彼らの猛攻に、一行が劣勢に追いやられる中、リーファの声が戦場に響いたのだった。

リーファの加勢もあり、一行は何とか敵を撃退する。
その後、バルバロストレインレイダーズの首魁、デミアンが現れるも、リーファの周りの妖精の挑発もあってか、少し言葉を交わすに留まり、退却していった。
そうして緊張の糸が切れたのか、気絶して倒れてしまったリーファを介抱するラーミナは、彼女の身体に残る傷痕に気付く。
気絶する寸前に彼女が小さく零した「……お家に、帰りたい」という言葉が、そう言う意味でないと確信するには充分だった。

その後、応急手当でリーファを起こし、彼女から話を聞く一行。
その中で、ラーミナの覚悟は、自ずと固まっていった。
リーファを、彼女を、必ず故郷まで送り届けると。

……帰れる故郷があることは、幸せなことだと、ラーミナは思う。
そして、彼女の故郷は、２年前まで彼女が過ごしていたはずの場所は、遠い場所ではあれど、恐らくしっかり存在するはずだ。
だから、リーファの願いを叶えたくなったのだ。その尊い願いは、叶えられねばならないと、そう感じたから。

依頼の報告に向かう３人と別れ、ラーミナはリーファと共に、彼女の故郷を目指す旅に出た。

幕間

……さて、此処でラーミナははたと気付く。
ラーミナ・メルクリウスは、表向き、今回の事件で命を落とし、帰らぬ人になったことになる。
そうであるならば、アルフレイム大陸……少なくともドーデン地方・オルフィード湖国では、この名を名乗るわけにはいかない。
そこから、オールキストの耳にラーミナの名が届いてしまっては、嘘に綻びが生まれてしまう。

それでも、放浪者としての活動を辞めるわけにはいかない。
ならば、偽名を名乗り、ラーミナ・メルクリウスではない誰かになる必要があった。
そうして彼女は、「タナトス」と名乗るようになった。
全ては、オールキストの耳目を欺き続けるために。

アイテム収支とファンブルの履歴

共に旅した仲間

マムシャ・パイソン

ウィークリング・バジリスクの戦士の女性。

グレカーレ・ニンアナンナ

アルヴの天地使いの女性。

バクチ

レプラカーンの騎手の男性。

オルキス・へ―リオス

リカントの射手の女性。

シデ・ステラリア

メリアのダリオン神官の男性。

簡潔な冒険内容

リーファと共にアルフレイム大陸を放浪し、ハーヴェスまでやって来たラーミナ。
リーファとは別行動をする中で、路銀を稼ぐために「黄金の鍵亭」へと足を運んだ。
「黄金の鍵亭」を訪れたラーミナは、先ずはお尋ね者が張り出された掲示板を確認した。
……そこに己の名前がないことに、安堵を覚えていると、脅威度７の奈落が出現したという知らせがギルドに届く。、
ラーミナは居合わせた他の冒険者・放浪者たちと共に、奈落の破壊に向かった。

仲間たちの活躍もあって、一行は無事に奈落の破壊に成功。
「ラーミナ・メルクリウス」ではなく、「タナトス」として、最初の大きな仕事は、無事に完遂できた。
その後、再びリーファと合流し、ラーミナは放浪生活を再開するのだった。

幕間

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アイテム収支とファンブルの履歴

共に旅した仲間

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その他の人物

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簡潔な冒険内容

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幕間

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