元々はキングスレイ南部にある小さな村に生を受け、家業である牧畜の世話をしながら平穏な日々を送っていた。幼い頃から調子の悪い羊を撫でると快復したり、暖炉に吊るされた鍋のちょうどよい火加減をぴったり言い当てたりと少し不思議なことはあったが、まあそういうものかと深く考えずに暮らしていた。ある日、巡礼の旅で村に立ち寄ったグレンダール神官が神の声を聴く素質ありと彼を見初め、キングスフォールの神殿に移ることとなる。
　神殿での暮らしによって、身の回りに起きていた不可思議な奇跡の正体がグレンダールからもたらされるものだと知り、いっそう信仰と鍛錬に励むようになる。身体作りも修行の一部、という建前で食事には結構うるさい。成長期ですし。背はこれから伸びますし。乳製品とスパイスを揉み込んだ羊肉が好物。キングスフォールのグレンダール神殿では冒険者ギルドからの要請に応じて神官の派遣も行なっており、その一環で一行とパーティを組むことになる。
　自身もガンガン前線に赴いて殴るタイプの神官戦士。回復しながら殴り続ければいつかは俺が勝ちますよね！　元牧童ゆえか害獣の類には非常に冷徹で、その延長線上にはもちろん蛮族・魔神も位置している。

　同じPTを組んだ冒険者。守りのスペシャリスト。彼女が隣で盾を構えていてくれると安心して武器を振るえる。
　羊のリカントだって。そりゃいるだろうけどもさ！　あのもふもふの毛並みを触りた……いや、良くない、良くない。悪魔よ去れ！

　しばらくぶりの再会。冒険者として名を挙げているようだ。状況判断や交渉能力に優れ、こなれてるなァと思う次第。
　相変わらず良い毛並みだ。

　シエンさんをかばい損ねたこと、あまり気にしてないといいのだけれど。カバーし合ってこそのパーティですし、あれは全員の落ち度ですよ！　次に活かしていきましょう！　とはいえきちんと切り替えができるタイプだとは思っているのでそこまで心配はしていない。

　同じPTを組んだ冒険者。真語魔法の使い手。マナが彼女を中心に力強く渦巻くのを感じる。
　明るくて気さくな女性。魔法使いで斥候の技術も持つ人は珍しい気がする。

　前にPTを組んだときは飄々とした印象の女性だったが、故郷を襲った魔神から逃れるために髪色や名前を変えたり、周囲を巻き込むことを厭ったり、案外繊細な人なのかもしれない。
　それはそれとして動揺がマナ操作に出やすいみたいですし、瞑想とかおすすめですよ！（ノンデリ）

　今回は追跡や探索が多く、彼女の斥候技術がかなり頼りになった。
　出自上仕方がないとはいえ、魔神に対する敵意の高さが彼女の足を掬わないように気をつけようと思う。
　鍛錬はダメですか！？　じゃあストレッチからやりましょう！

　同じPTを組んだ冒険者。グリフォンを連れた弓兵。多様な援護が心強い。
　落ち着いた大人の人。周囲への警戒や気配りがしっかりしている。

　PT唯一のフレジア出身なので色々と頼りにしている。外国人だしそんなに興味もないしでフレジア国内勢力図の機敏が全然わからないですからね！
　今後の行動で何かまずかったらシエンさんかイェルシーがストップをかけるだろうと思っている。

　ラトゥコラと呼ぶ幻獣と合流してから楽しそう……というか、少し浮き足立っている。
　それは彼が懐かしの顔だという理由だけではないのだろう。事件に関わる“瞳”について何か知っているみたい？

　同じPTを組んだ冒険者。巨大な武器を軽々と扱う戦士。カッケ～～～！
　俺たち三人で鎧同盟。時々早口になると何言ってるのかよくわからないこともあるけど、多分いい人。

　相変わらず武器がデカくて格好いい。よくわからない早口も変わらない。依頼内容に対して一番消極的だったのがちょっと意外だった。案外冷静なんだよな〜。
　ヴェリントに随分懐かれている様子。まあ肌や布より金属のが貼り付けやすそうだもんな。

　何かめちゃくちゃ格好いい必殺技使ってる！　いいなあ、俺も何か考えようかなあ！
　やっぱフルフェイスって買い食いするの大変なんだな……。全身鎧には憧れがあるが、身の回りの不便を考えると少し躊躇してしまう。

・田舎で育った
・己に何らかの誓いを立てている（いた）
・特定の異種族を好んでいる（いた）