パパとママが冒険に出てから半年が経った。
パパは「なんでもテラスティア大陸に世にも珍しい宝石があり秘宝の一種ではないかとの噂が出ているそうだ。
宝石を扱うものとして一目見たく、そして悪人に渡らないようママと探しに旅に出ようと思っている。
メルリルも成人して店のことも覚えてきたし、今ならエルミアと二人でお店を任せられるからな。
何心配するな、一年もしたら戻ってくる予定だ。それまでお店を頼んだぞ、エルミア、メルリル。」
と言いママを連れて冒険に出ていった。

パパとママがいないのは少し寂しいけど、私にはお姉ちゃんがいるから大丈夫！
お姉ちゃんの宝飾技術は凄くて国内の宝飾グランプリで一位に選ばれたことだってあるの。
それから数日後、ゴケルブルグ大公国に『閉門宣言』が発表され突如として国の治安は崩壊した。
心配そうにしている私を見て、お姉ちゃんは「大丈夫だ。何かあっても私が守ってあげるから。」と励ましてくれた。

辺鄙な地に店を構えていたおかげか、数年間あまり暴動に巻き込まれず比較的平和な日々を過ごしていた。
しかしある日その日々は崩れ去ることになる。
ある人物が店を訪ねてきた。

???「お邪魔しますよエルミアさん。例の件については考えてくれましたか？」

エルミア「どうせ断っても無理やり連れて行かれるんだろ？早く連れて行け。」

メルリル「お姉ちゃん、その人たち誰…?」

私は不安で声をかける。

エルミア「馬鹿！出てくるんじゃない！」

???「これがあなたの言っていた妹さんですか。確かに大層可愛い妹さんですねえ。
どれ、君主様への嫁として連れて行きましょうか。これは光栄なことですよメルリルさん。」

エルミア「おい！メルリルには手を出さないと約束しただろ！」

???「果て？そんな約束はしましたかな？よしお前たち、そこの娘を連れて行きなさい。」

周りの兵士たちが私を連れて行こうとする。

エルミア「グレートスネア！」

お姉ちゃんが呪文を叫ぶと周りの兵士たちが転倒しだす。

???「小癪な…!あまり図に乗るなよ小娘が!」

エルミア「私が隙を作るからメルリルは全力で逃げろ！絶対に振り向くな！」

こんなに声を荒げるお姉ちゃんは初めて見る。そのことが私に緊急事態であることを直感させた。
私は全力で走った。霧が私の周りを包む。きっとお姉ちゃんの魔法だ。
数時間も走った、もう追手は来ていない。しかし家には見張りがいて帰れないだろう。

私は冒険者時代のパパとママの仲間であるドワーフの女鍛冶師アトラさんに事情を話し助けを求めた。
いきなり駆け込んできたにも関わずアトラさんは暖かく迎え入れてくれ、
工房のお手伝いをすることを条件に家に住まわせてもらうことになった。
しかし数年間続いたそんな日々も『職人徴用令』によってアトラさんも連れて行かれてしまった。

私は十年間で大好きなお姉ちゃん、パパとママ、恩人のアトラさんを失ってしまった。
私を助けてくれた人たちはもういない、なら今度は私が皆を助ける番だ。
私はめげない、必ず平和な日々を取り返す。そう決意しギルドの扉を叩いた──

【暗視】

暗闇でも昼間と同じように物が見えます。

【剣の加護/厳つき氷】

氷のつぶてや氷塊を生み出し、敵にぶつけて攻撃できます。
主動作で、「対象:1体」に「射程/形状:2(30m)/起点指定」で「自身の冒険者レベル」の水・氷属性の確定ダメージを与えます。
この効果は「抵抗:必中」として扱います。
この効果は1ラウンドに1回しか使用できません。また使用するためにはMPを1点消費しなければいけません。

種族特徴の強化

【剣の加護/厳つき氷】が強化されます。
6レベル:この効果を補助動作で使用できるようになります。
ただし、補助動作で使用した場合、与えるダメージは冒険者レベルに関わらず「3」点となります
11レベル:補助動作で使用した場合のダメージが「+2点1(合計5点)」されます。

名前：メルリル・グレイス
種族：スノウエルフ　性別：女　年齢：25

＝＝＝＝＝技能＝＝＝＝＝
フェンサー：3　フェアリーテイマー：2　エンハンサー：1　スカウト：1

＝＝＝＝＝自動習得の戦闘特技＝＝＝＝＝


＝＝＝＝＝選択習得の戦闘特技＝＝＝＝＝
必殺攻撃Ⅰ

＝＝＝＝＝武器＝＝＝＝＝
ショートソード

＝＝＝＝＝持ち物＝＝＝＝
冒険者セット　保存食　救命草(30G)×2
アウェイクンポーション×1 ヒーリングポーション×1

＝＝＝＝＝装備＝＝＝＝＝
頭:
顔:
耳:
首:
背中:
右手:
左手:
腰:宝石ケース
足:
他:

＝＝＝＝習得言語＝＝＝＝
交易共通語[会話/読文]
エルフ語[会話/読文]
妖精語[会話/読文]