容姿・経歴・その他メモ

経歴A：本来とは異なる性別として育てられた
経歴B：忘れられないほど美味しい物を知っている
経歴C：同性の家族がいない
冒険に出た理由：最強の存在になるため

性別とは何だ……？
物心ついた時からずっと疑問に思ってることだ。
私は時には男装だったり時には女装だったりで常に曖昧だった。
私の性別はどっちなんだろう……多分これは一生掛けても解けない問題だと思う……。
一つだけはっきりしているのは母の作る料理は村の誰と比べても美味しいってことだ。
父はいろんな冒険譚を聞かせてくれるし、母から料理を教わるのも楽しかった。
ただ私は家庭的な事よりも探究心のほうが強かったらしい。
父から聞く冒険譚を聞く内に「成人したら冒険者になろう」と常日頃から思っていた。
剣は振ってみた。多分向いてないってことがわかった。
槍も斧もメイスもフレイルも弓も村にある物は借りて試してみた。全部だめだったけど。
一番しっくり来るのはスタッフだった。魔法の媒体の付いたそれは振ってみるだけで物凄く手に馴染んだ。
私は小さい頃から妖精が見えていたので、媒体がなくても妖精魔法が使えるんだけどね……。
妖精語を覚えるのは楽しかった。一回自室で教わるままファイアボルトを撃っちゃって大変なことになったこともある。
やっぱり私はフェアリーテイマーで行こう。冒険者になったら宝石を買わなくちゃ。

成人した日。私は村の外に向かって歩いている。
近くの街までは3日ほど。頑張って歩けばそんなに苦じゃないかな。
それじゃ、張り切って行こうかな！

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