容姿・経歴・その他メモ

深い青色の鱗を持つ2m越えの背丈を持つリルドラケンである。
リルドラケンの集落で生まれたファフは兄弟姉妹達に囲まれて成長したが10歳ごろ初めての脱皮の際に村を襲撃した蛮族に襲撃された。集落はなんとか蛮族を退けたが脱皮直後で弱っていたファフは抵抗出来ず誘拐されてしまった。

蛮族の根城となっている遺跡で2年間奴隷として過ごしたが。遺跡を探索に来たトレジャーハンター達に助けられ、1年間故郷を探しながら彼らと行動を共にしていた。この一年間で彼らからトレジャーハンターとしての心構えなどを教えて貰っており非常に懐いていた。
ファフは帰郷する際にそのトレジャーハンター達に自分もトレジャーハンターとして連れていって貰えないかと希望したが、未成年のファフでは危険すぎると断られてしまった。

別れの際に彼らと集落の皆には内緒で将来有名なトレジャーハンターとなって再会すると言う約束をし、ファフが3回目の脱皮を終え成人になった時、集落を飛び出しトレジャーハンターになるために旅立った。

性格は生真面目で仲間の安全が第一であるが蛮族、特にドレイク系の蛮族に対して高い殺意を持っており激高してしまうこともある。

目的は立派なトレジャーハンターになるため聖遺具クラスの収集。


＊感情
熱砂の迷宮
→ダリア　後衛職でありながら自分が抵抗出来なかったゴーストとやり合っていたのを見て只者では無いと感じている。
　　　　　「今度、昔話とか酒の飲み方について教えて貰おう」
→ラヴィータ 無鉄砲かつ危険に鼻が利き、俊敏で巧、かつ剛の拳を持つトレジャーハンターとしてあるべき姿であると思っている。
　　　　　　　　　　「でも、1人で突っ込むの心臓に悪いのでやめて欲しい」
→フィアレ　いつもお世話になっているが、行動がラヴィータとは違う意味で刹那主義が垣間見えて不安に感じている。
　　　　　　「最近、自分を見る目が残念な者を見る目になっている気がする」

天空城にて

（どうしてこうなったのだろう）
明らかに使い道が間違っているハンドアックスで地面を掘りながら考える。
ホムンクルスのオウトの遺品についてラヴィータ君の「触れるべきでは無い」フィアレさん、ダリアさんの「有るものは使うべき」という意見の対立で身内同士で争いが起きてしまった。
穴の外を見やると真剣にオウトの遺品を整理するダリアさん、その向こうで泣きそうな顔をして叫びながらフィアレに突撃していくラヴィータと、それを真顔で対峙するフィアレの姿が見えた。
自分にはどちらの意見も理解出来てしまった。感情はダメだと、理性では後衛の生存性が上がるならば良いだろうと板挟みになってしまった。

……本当は、仲間に武器が振るうことが怖くなってしまったのだ。
敵には、仲間を害なす者には暴力を振るうことが出来る。
仲間を守るために、いくら傷つこうと構わない。
(……自分は何も出来ない)



ラヴィータ君の気絶する寸前の「お前ら血も涙もねえのかよ……」に対するダリアさんの「若者に分からんことよ」フィアレさんの「まだ、先があるラヴィータ君には分からないよ」の言葉は星の切先を手に入れ、憎いドレイクを叩きのめしたのにも関わらず、答えを持たず傍観した自分に突き刺さったままだ。

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