武芸者とは

戦士や拳闘士、剣士など、前衛として活躍する者は様々なジャンルに分類・区別されますが、その中でも複数のスタイルを納め、多彩な戦い方をする者を武芸者と呼びます。武芸者の多くは様々な戦い方や武器に精通し、それらの組み合わせによる相乗効果を求め、日夜研究を重ねています。バトルマニア的側面を持つため、武芸者の冒険者は激しい戦闘が予想される依頼をよく好む傾向にあるとされ、その様な依頼が少ない時期や地方では、武器鍛冶や防具鍛冶などの戦闘に関わる仕事で生計を立てている者も多く存在します。

習得

ウェポンマスター技能はAテーブルの戦士系技能として習得が可能です。また2種類以上の戦士系技能を習得している場合、それらの中で最も低いレベルと同じレベルのウェポンマスター技能を習得しているものとして扱えます。

生まれ

初期修得技能が戦士系技能1つのみの生まれであれば、どの生まれであっても「生まれ/初期修得技能：武芸者/ウェポンマスター」の生まれとして使用できます。ただし、キャラシの記載は確認の簡便化の為、元の生まれの名前を入力して下さい。「フェンサーorスカウト」や「フェンサー&スカウト」などの複数の技能を初期修得技能とする生まれは使用できません。

技能特有の修正

ウェポンマスター技能で命中力判定を行う場合、常に「-2」のペナルティ修正を受けます。

武具の使用・装備制限

武器の使用

ウェポンマスター技能を使用した行為判定を行う場合、全ての武器種を使用することが出来ます。

ランクによる武器の装備制限の解除

自身の手番中にウェポンマスター技能を使って行為判定を行うキャラクターは、次の手番を迎えるまでのあいだ、全てのAランクの武器を装備し、使用することができます。また《武器習熟/〇〇》を習得している場合、同じ武器種に限り、それよりも1つ上のランクの武器を装備することができます。

防具の装備制限

技能による防具の装備制限はありません。グラップラー専用防具も装備可能です。

ランクによる防具の装備制限の解除

全てのAランクの防具を装備することが出来ます。また《防具習熟/〇〇》を習得している場合、同じ防具種に限り、それよりも1つ上のランクの防具を装備することができます。しかし、このルールを使用して防具を装備している間、ウェポンマスター技能以外で回避力判定を振ることが出来なくなります。

戦闘特技

習得可能な戦闘特技

選択習得の戦闘特技の習得、流派入門、秘伝習得において、ウェポンマスター技能は同じレベルの全ての戦士系技能として扱うことができます。また、全ての戦闘特技及び秘伝の使用において、ウェポンマスター技能は同じレベルの全ての戦士系技能として扱うことができます。

自動習得の常時特技

ある程度の熟練した武芸者になると、敵の攻撃を見切り、その場からほとんど動くことなく攻撃をいなして無力化することが出来るようになるといいます。これはウェポンマスター技能レベル7で自動習得する《いなし撃ち》として表現されます。

ゆとシートにおける記載

ゆとシートへの記載は、以下のようにお願いします。
ウェポンマスター技能に経験点を直接支払って習得している場合、技能レベルはグラップラー技能に入力して下さい。グラップラー技能とウェポンマスター技能をどちらも習得する場合は、ファイター技能に技能レベルを入力して下さい。また、その場合ウェポンマスター技能が7レベル以上になると《タフネス》のHPが自動で追加されるため、HPに-15の補正をかけて下さい。
ウェポンマスター技能および《いなし撃ちⅠ／Ⅱ》を習得している場合は秘伝欄に記入して下さい。