【背景設定】
　シャラは強靭な膂力を有するミノタウロスの集落にて、戦いに敗れたある冒険者からウィークリングとして生まれました。多くの場合に於いてネグレクトや虐待を受けるウィークリングですが、幸運なことにシャラはミノタウロスの集落に女性として生誕した為、次世代の母体として族長とほぼ同等の待遇を受けて育つことが出来ました。
　やがて成長したシャラは族長と同等の発言権を有するようになり、ウィークリング特有の人族に近い倫理観から非戦闘員となる人族を襲うことを禁止し、代わりに命のやり取りを生業とする戦闘員と積極的に戦うことを勧めました。それにより多くの実戦経験を積んだシャラのミノタウロス達は周囲の蛮族達を従えるようになっていきました。そして従属した蛮族達を奴隷化し、律された闘争のみを認めました。しかし、それは従えた蛮族達の反乱に繋がりました。
　ある知能の高いリザードマンが言葉巧みにシャラのミノタウロス達へ反乱するよう唆し、それに乗じてシャラに攻撃を仕掛けました。シャラ及び唆されていないミノタウロス達は反乱した蛮族達を次々と殲滅させていきましたが、それでも損耗は著しく、やがて反乱が終結する頃にはシャラと逃亡した一部下位蛮族を除いて、その全てが死に絶える屍山血河の惨状へとなりました。居場所を闘争によって失ったシャラは潔く自己の弱さを認めると共に、反乱を起こして結局逃亡したリザードマン族へ復讐を誓いました。そこでかつて戦った冒険者達から、冒険者ギルドの実態と所在地を得ていたシャラは冒険者となることで自身の更なる成長とリザードマン族への決着をつける為に、冒険者としての道を歩んでいくことを決意しました。

【設定資料】
『個人色』
・朱色：EB6101
『キャラクリエイト』
種　族：ウィークリング　生まれ：戦士
基礎値：技8　体10　心5
能力値：A.2D6 B.2D6 C.2D6 D.2D6 E.2D6 F.2D6
《2023/09/15作成》
①6+3+2+9+6+8 ＞ 34
②8+12+7+6+11+9 ＞ 53
③7+8+11+8+6+2 ＞ 42　　②を採用
↓能力決定
https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?mode=making&num=210978-2

《戦闘系》
2D6+14　【生死判定】
2D6+4　【魔物知識判定】
2D6　【先制判定】
2D6+8　【弱点隠蔽判定】
2D6+9　【生命抵抗判定】
2D6+7　【精神抵抗判定】
2D6+8　【命中判定】
2D6+9　【命中判定／キャッツアイ】
2D6+8　【回避判定】
2D6+6　【回避判定／全力攻撃(怒レル熊ノ一撃)】
K40+11@11　【2H振ハルバード／剛力】
K40+13@11　【2H振ハルバード／剛力他】
K40+17@11　【2H振ハルバード／剛力】秘伝：怒レル熊ノ一撃
K40+19@11　【2H振ハルバード／剛力他】秘伝：怒レル熊ノ一撃
K40+11-3@11　【2H振ハルバード／剛力】戦技：薙ぎ払いⅠ
K40+13-3@11　【2H振ハルバード／剛力他】戦技：薙ぎ払いⅠ

K35+11@10　【2H突ハルバード／剛力】
K35+13@10　【2H突ハルバード／剛力他】
K35+17@10　【2H突ハルバード／剛力】秘伝：怒レル熊ノ一撃
K35+19@10　【2H突ハルバード／剛力他】秘伝：怒レル熊ノ一撃
K35+11-3@10　【2H突ハルバード／剛力】戦技：薙ぎ払いⅠ
K35+13-3@10　【2H突ハルバード／剛力他】戦技：薙ぎ払いⅠ
《薬草・薬品系》
K10+5sf4@13　【救命草】対象：
K0+5sf4@13　【魔香草】対象：
K20+5@13　【ヒーリングポーション】対象：
《探索系》
2D6+8　【真偽判定】
2D6+8　【聞き込み判定】※ファイター
2D6+5　【解除判定】※自然環境
2D6+5　【受け身判定】
2D6+5　【隠密判定】
2D6+5　【軽業判定】
2D6+5　【尾行判定】
2D6+5　【足跡追跡判定】
2D6+5　【異常感知判定】※自然環境
2D6+5　【聞き耳判定】
2D6+5　【危険感知判定】
2D6+4　【見識判定】
2D6+5　【探索判定】※自然環境
2D6+5　【病気知識判定】
2D6+4　【文献判定】
2D6+5　【薬品学判定】

「冒険者というものになって初めて受けた依頼だな。内容はくじの複製体の調査だったか。無名の者にはこれくらいから始めるのが良いそうだ」
「結果的には小賢しいマネで端金を得る人間共が犯人だったわけだが、少し斧を振っただけであの怯えようとは...情けないものだ。っは、私よりも十二分に強くなってから同衾の誘いをするんだな」
「聞いた話だが、人族の社会で暮らしていくにはダルクレムの名を出さない方が良いらしい。ふむ、勉強になるな」

「下級バルバロス共の討伐だ。ゴブリン族やフッド族、ボルグ族。どれも我らミノタウロスの一族よりも矮小なる奴隷種だな。...いや、ボルグ族に限っては稀に強者もいるから一概に奴隷種とは言えないか」
「まぁだが、所詮は片田舎の畜舎を襲うだけの集団。個々戦力も連携もまるで幼稚だ。まだあたしの隷下にあった雑魚共の方が、良い動きをする」

「思い出すだけでイラついてきやがる！あのボルグめ！大剣を少し振るえるぐらいで調子にのりやがって！クソ！あたしの斧の錆に出来なかったのが惜しい！」
「...はぁ。まぁいい。もう過ぎた敵だ。そう言えば、奈落の飛び地に初めて入った日だったな。面白いことにあそこには空想を具現化出来るらしい。ははは！ならあたしの願いも叶えてくれるか！？」
「なんだ、魔神共の謀に使われるだけか。つまらん。いや、魔神と戦える機会を得ることが出来るか？ふむ、ならば是非とももう一度潜りたいものだな」

「テンプレイトという街には、闘技大会なるものがあるらしい。その言葉を聞くだけで、あたしの血が騒ぐ。何せ実戦経験者と共に戦えるのだからな。あぁ！ワクワクとはまさにこのことだな！」
「戦いは実に面白いものだった。最初の魔法特化野郎はともかく...最後の剣の女は、前にボルグ共と戦ったあの技巧派の彼女ように、機動力でカウンターを決めてくる戦法をしていた」
「あたしの一撃とあの女の剣技。ははは！今思い返しても、愉快な瞬間だった！」

「久々の採取依頼だ。紫色をしたキノコを持ってこいとかいうやつだったな。キノコ狩り自体は思っていたよりも楽勝だった記憶がある」
「ただそれよりも、またあのボルグ族と出くわしたことが衝撃的だったな。前のヤツとは違い、重武装化したヤツも紛れ込んでいたし、何よりも後方で指揮官面するフーグルが何より忌々しい！...我らミノタウロス族に使役される程度のヤツが「裏切者」だと？ふん。最期は泣いて命乞いをしたくせに聞いて呆れる」
「まぁだが...リザードマンのクズ共ほどではないが、憎きボルグ族共を斬殺出来たのだから満足だ。何より道すがら見つけた宝物庫は僥倖だった。そう言えば、ギルドに帰った時にその紫色のキノコを使った料理を食ったが...その後の記憶がないのは一体？」

「前と同じく、ユーシズでの話だ。今度の依頼は木の実採取だった。不思議なことに、どうやってその木の実を手に入れたか...道順や出来事を思い出せん。が、特に気にすることではないだろう」
「道中に何があったか知らんが、全身泥だらけで木の実を採取したのは久しぶりの経験だな。かつての家族と共に泥と砂に塗れながら、森の獣を狩った日を思い出す」
「襲撃もあったな。黒腕のバルバロスと、異界の女。女はあたしの嫌いなタイプの奴だったが、黒腕の方は良かった。サシで勝負出来なかったのが実に惜しいぐらいだ」

「目を背けぬな！戦いの果てに殺した者の顔を、声を、思いを死ぬまで......いや、死んでも記憶しろ！それが出来ぬなら、死にゆく彼らと闘争に敬意を表せぬなら......二度とその武器を振るうな！」
「あたしは競争が好きだ。闘争が好きだ。戦争が好きだ！.......その魂を熱く滾らせながら繰り広げられる戦いに種族も穢れも関係ない！ただそこにあるのは、大きく成長することが出来るという事実のみ！」
「だが無意味な戦いは唾棄するべきだ！権謀術数に塗れ、信念を失い、誰かも分からぬ者が為に争う戦いなど反吐が出る！」
「...確かにコイツらはミノタウロス族に小間使いされるような奴隷種だ。だがな。例えそれが奴隷種であろうと、矮小なる者であろうと...全力で我々を倒そうとする奴らに、あたしも全力で応えなければ、後に残るのは恥だけだ！」
「美しく最期を飾る暇があるなら、あたしは最期まで全力で戦う！それこそが......あたしの人生だからだ！」
「用意された道をただ従順に歩くだけの人生に何の意義がある？いいか、道は己の力で切り拓いていくものだ！」
「人族の信念を！バルバロスの底力を！その両方に見えたあたしを...舐めるなよぉぉ！！」
「かかってこい。ほんの僅かな気遣いも手加減もなく......貴様に対し全身全霊で応えてやる！」
「あたしはもう、貴様を格下とは思わない。そして貴様と戦えたこの機会に感謝しよう。......さぁ来い！本番はここからだ！」
「リィィィザァァァドマァァァン！！あたしは今ここで！貴様と運命に...決着をつける！」
「さらばだ。勇士よ。あたしは貴様の全てを記憶する」
「敗けたか。あぁ......悔しいな。だが、楽しかった！ありがとう！」

「あたしが戦神を信仰をしていると？ふん。ならばあたしは此処で明言しよう。あたしは「神を崇めない！祀らない！そして祈らない！」」
「神聖魔法を扱う者が、神の御業と称してその魔法を使うことはともかく。あたしのような出来損ないが祈り希ったところで、奴らは何を施す？」
「......貴様があたしに神の御業で傷の手当をしたのなら、あたしは神ではなく、貴様自身に謝意と敬意を表する！」
「いいか。あたしにとって神は「超えるべき至高の存在」だ。強者と闘い、いずれ武の境地に辿り着いた時、あたしは戦神と相対する！」
「あたしは戦神を祈らぬ。祀らぬ。願うことすらない。だがあたしは、ヤツを道標とする。武の極致の更にその先を征く為の...最後の壁となってもらう！」
「戦神にこだわる理由か。至極明快な答えだ。「純粋なる武を司るから」だ。努力の末に辿り着いた神々の領域で、調和の神だと？知恵の神だと？ふざけるな！例え戦神が調和の神より弱くとも、あたしは「武の本質を理解した者」に挑む。それこそが魂を輝かせる！それこそが我々を成長させる！」
「あたしはあたしを信じる！あたしはあたしの心を信じる！輝ける精神の為に、己が成長の為に、信念を貫く為に...！」
「あたしはあたしだ！神も運命も介在などさせない！」