くすんだ緑色の髪の毛と黒とも茶色とも取れない色の瞳。
100cm程度の小さな人間の子供に見える。そう見えるようにとがった耳も隠している。

もち丸…可愛いけど男慣れしてるなぁ～！…ま、おいらタビットは範疇外なんだけどな！
ストラニ…可愛いけどつめてぇ！ウブなんだな！
ハルドラス…同い年のおもしろい奴！

経歴

育ての親に拾われた
引きこもっていたことがある
自殺を試みたことがある

冒険に出た理由

他に生き方がなくて

だってさ、仕方がないじゃないか。おいら昔は溝水を啜ってたんだぜ、すごいだろ。
ホントのとうちゃんとかあちゃん、どこにもいなくてさ。でも腹は減るから取り敢えずなんか食べられそうなものを探してたんだ。
そんで溝水。あとは草の生えた土。
そんな時にたまたま通りかかった行商の馬車に乗ってたのが今のとうちゃんとかあちゃん。
今のとうちゃんとかあちゃんなんてもう顔も種族も覚えてないけど、すごく優しかったんだ。
おいら、最初は働きもしないただの厄介者だったんだよ。飯だけ消えていくんだよ。でも何も言わずにこにこしててさ。
「もっといっぱい食べなさい」
だって。おいらバカだったからさ、「ええー！？いいの！？」とか言ってばくばく食ってたんだよね。
そう。馬鹿だから。
馬鹿だから、とうちゃんとかあちゃんが痩せていってることに気付かなかったんだよね。
とうちゃんもかあちゃんもばかだったからさ、食べてないんだよ。
「スイファはうたってくれたらそれでいい。なんでもいい。」ってさ。
全部ぼくにくれちゃった。最後に、「これ食べて」って、ぼくに、食べさせたのは。彼らの。彼ら自身だった。
だからぼくはおいらになる必要があったんだ。
だからぼくはおいらになる必要があったんだ。
だからぼくはおいらになる必要があったんだ。
だからぼくはおいらになる必要があったんだ。
だからぼくはおいらになる必要があったんだ。
だからぼくはおいらになる必要があったんだ。

…おいら、所詮グラスランナーっていう種族らしいからさ、バカなんだよ。
だから、いまのとうちゃんとかあちゃんがどこに行ったかとか、しらない。
………おもいだしてはならないよ

ぼくがさしました。ぼくがたたきました。ぼくがさきました。ぼくがひきはがしました。ぼくがすりつぶしました。ぼくがやきました。ぼくがにました。ぼくがあぶりました。ぼくがきりわけました。ぼくがたべました。ぼくのせいです。ぼくの。ぼくが。ぼくで。
おいしかった　です
ぼくがころしました