容姿・経歴・その他メモ

墨色の波打つ髪と一角獣の如き角、白磁のような肌色に墨が零れたかのような穢れの痕が残る容姿が特徴的な男。
暗月と呼ばれる所以はその夜明け前より濃い瑠璃色の魔力及びそれを刀身に宿す剣とナイフ（発動体）からであるが、当人は『導きにならぬ不要な物』と自嘲している。
鮮血海峡を根城としていた『屍喰鴉』という盗賊団の出身。その類稀なる膂力と魔力による暴力的な戦い方に加えて人蛮問わず一切の慈悲無く暴虐を振るう様から、名こそ知られているが名誉と悪名を兼ね備えているものである。

趣味は読書と喫茶であり、司書をやる傍ら様々な国の茶葉とその抽出を研究している。茶菓子についても詳しいが、本人が作れるのは焼きメレンゲのクッキーなどシンプルなもの程度に過ぎない（本人曰く『そういうものは案外器用で面倒見の良い男がやっていた』とのこと）。

ティーセットのカップは3つは磁器の一般的なものであるが、残る一つは曜変天目と呼ばれる黒釉が変異し深い青色の器に玉虫色に光る星々の輝きのような紋様が顕れた持ち手の無い異国風の茶器である。本物であれば数十万Gにもあたる価値のあるものであるが、彼が所持しているこれは『屍喰鴉』と呼ばれた盗賊団に所属していた贋作士の手によるものであり一般的な価値は無いが、友人の形見であるそれは彼が最も大事にしている物である。

『屍喰鴉』は鮮血海峡の統一戦争において終盤まで反抗し続けていたものの、ついに敗北。レイヴンの名を襲名した男が戦場での足止めを引き受けユージーンは殿を務めていたが、裏切り者の手によって壊滅、その裏切り者を殺害後に単身逃亡する。後にレイヴンが生還したことを知るが、仲間たちを守れなかった自分は合わせる顔が無いとして、今も互いに顔を合わせず仕舞いとなっている。

セッション履歴

収支履歴