容姿・経歴・その他メモ

●負けず嫌い。
●魔剣の迷宮で迷子に。
●空腹で失神しかけた。
○予言によって。
　
☆生い立ち☆
ミノタウロスの部落に生まれるも、ウィークリングのために蔑まれ、何をも成せない生涯の未熟者として扱われる。
アリアの部落には、古よりの成人の義として「魔剣の迷宮」を踏破する伝統があった。
無論、貧弱な生まれのアリアがそれを成すことに誰もが期待せず、しかし、生来の負けず嫌いな性格から、アリアは無謀にも齢10にして迷宮に足を踏み入れ、そして当然の如く、その餌食となった。
7日もの間迷宮を彷徨い、遂に餓死を目前とした彼女を救ったのは、時を同じくして迷宮に挑んだ冒険者たちだった。
曰く、彼らは冒険者ギルドから派遣された部隊であり、彼らの帯びた使命は「近辺を根城とするミノタウロス一派の排除」と「魔剣の迷宮の確保」だったという。
彼らは5組からなる制圧隊の1組であり、既に他の面々によって、アリアの部落は滅ぼされていた。
餓死寸前まで弱り切ったアリアの様子から、彼女が所謂ウィークリングであることを悟った冒険者達は彼女を保護、その後、彼女の再起を願って、自身らと親交のあるソレイユの集落に彼女を預けたのである。
その生い立ちから、周囲に対する引け目と敵対心の強いアリアであったが、むしろその姿勢はソレイユ達から歓迎され、集落の一員として馴染むまでにそれほどの時間を要さなかった。
ミノタウロス特有の剛健な肉体はソレイユにも並び、今となっては〝ソレイユのミノタウロス〟と呼ばれるまでに至った。


相方のアイテリアンサスはアリアの育て親の実子であり、姉妹同然に育った間柄。
アイテリアンサスが冒険者になった際には、彼女の母親からお目付役としての同行を頼まれており、アリア自身も無鉄砲かつ短絡的な彼女の身を案じていたからか、快く引き受けた。
アイテリアンサスのことは、親しみを込め〝アイテリア〟と呼んでいる。

☆性格☆
実親から蔑まれた生い立ちながらも、ソレイユらと共に過ごした日々の賜物か、自身がウィークリングであることに引け目等は感じておらず、巨角を隠すこともしない。
周囲の人物に短絡的な面々が多かったためか、アリア自身は比較的常識的であり、また、その生まれ故にナイトメアやアビスボーン等、異形と呼ばれる者達にも理解のある性格をしている。

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