生まれた環境
「狂った愛」

経歴
「憧れる冒険者がいる」
「忘れられないほど美味しいものを知っている」
「許嫁がいた」

ハプニング表
「ひとり生き残ってしまった」６歳
「恋に臆病」１５歳
「秘密の背景」→「何者かに命を狙われている」２４歳

冒険に出た理由
「自由のため」
放浪者になった理由
「蛮族から人々を守るため」

信条
「努力」の肯定
「復讐」の肯定

矜持/執着
「不言実行」

寡黙で人見知り。あまり初対面の相手は得意ではないが、根はお人好しである。王になれと育てられた身ではあるが、育った環境故か他者に対しては従順。というよりも、とても素直な対応をする。けれども全く相手を疑わないという訳でもなく、自身が狙われる身であるが故か警戒心は強い。
狂った母に厳しく鍛えられ、また自身が全て奪われた身であることから、他者の努力、そして復讐を肯定する。

自身の息子がウィークリングである事に母は狂い、そんな母は常に彼は貴方は王になるのだと優しく慈しむ様に言い聞かせられ、「貴方は王になるのだから出来るはずよ」と優しく肯定し応援する言葉を与えられつつ異常に厳しく育てられる。
そんな狂った母に付き合う様に技術と知識を身に付けさせられて行った彼の心の支えは、ウィークリングであるルロワに優しく接する婚約者である同い年のガルーダの少女。自由の無い彼に少女は様々な事を語り聞かせ、彼もまた少女と話す日を楽しみに過ごしていた。

しかし、そんな日々は突如何者かの襲撃によって終りを告げる。
怒号と悲鳴と破壊音で不協和音が奏でられるなか、彼は母に隠された事でたった１人生き延びる事となる。静かになった集落でたった１人彷徨ったルロワが見付けたのは、王たる父、歪んでいながらも愛してくれていた母、そして淡く好意を寄せつつあった少女の無惨な姿だった。

そんな6歳にして失意と絶望の底に叩き落とされたルロワを救い上げたのは、異変の調査に来た冒険者のひとりだった。

全てを失い、抵抗する気力すら残されて居なかった彼は大人しく冒険者に引き取られる。
話す事も、目を合わせる事も、食事や入浴さえされるがまま。そんなルロワを冒険者は見捨てる事無く、根気強く接し続けて来た。軈て徐々にそんな冒険者を母とは異なる、自身の保護者として見る様になったルロワは、他者と関わる事、好意を寄せる事を恐れつつも町の人々と関わる様になっていく。

そうしてウィークリングである事を隠しつつ過ごしていたルロワだったが、ある時町の外へ出た際に自身へ向けられる明確な殺気を感じ取る。
幸いにして、母から教えられた斥候としての技術を身体が覚えていた為に無事に町へと逃げ帰る事が出来たものの、この日を境に町を出ると度々殺気を感じる様になり、自身と周囲を守る為に、そして過去のトラウマを完全に断ち切り自由となる為に、今度は冒険者として再び己を鍛える決意を固めた。

守れなかった。救えなかった。
人を殺め、傷付けるのが蛮族だというのなら、蛮族である自分は人を守る冒険者たる資格などはじめから無かったのだろう。「助けてくれてありがとう」などと、言われる資格など………
それでも、諦められないモノがある。せめて、この命がある内に、奴等を滅ぼさなくてはならない。それが弔いになるとは思わないが、せめて……… 同じような思いをする人々を、少しでも減らす為に。

冒険者→放浪者へと転向

ステータス：ET割り振り
成長
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