容姿・経歴・その他メモ

「……♪（満面の笑顔で、嬉しそうに諸手を挙げて跳ねている）」
「セイクリッド・ウェぽッ、げほっ、げほっげほっ！！」
「『外を出歩くのが楽しくて、このランクまで来た』って言われたら、笑う？」

　アイコンは大体のイメージ。かなり小柄で、目と髪は黒。前髪はいわゆるぱっつん、後ろや横も短め。体格は子供並。ひらひらした分厚い黒ずくめの衣装に、忍者のような口元の覆いを着用している。

　いざという時にはランク相応の冒険者らしい豪胆さや冷徹さも見せるものの基本的にやや幼く、無邪気な性格。ただし表情こそころころ変わり、ボディランゲージも激しいものの、最低限しか喋ろうとしない。全身や口元を覆う黒ずくめという格好も合わせて、外見と実際の性格のギャップがやや大きい。黙っているとグラスランナーに見えるともっぱらの評判であり、「黙っているグラスランナーはいないのでそれで判別できる」と冗談を言われることさえある。

　幼い頃は肺病（先天的な呼吸器の発育不全）を患っており、呼吸をするだけでも激しく咳き込んでしまうほど病状が酷かったため、フルシル神官の医師の付きっ切りでの治療を受けていた。自分の身体や自分をそんな身体として作り出した世界を恨むのにも飽きてきた頃、その主治医に与えられた様々な神の聖書の類を読み、その中で特にシーン神の教えに感化された。その後成人した頃に洗礼を受け、神官となる。そのころには病弱とはいえある程度普通に生活できる程度には病状が改善されていた。しかし「“みんなと一緒に外を駆け回って遊びたい"」という無邪気な夢を叶えるには成長しすぎていたため、その代償行為のように体を鍛え、冒険者となる。ただし今でも呼吸器がやや弱く、アビスカースも込みで時々咳き込んでしまうことがある。格好は単に寒がりであるためと、咳を人にかけないため。

　なお暇にあかせて勉強はしていたもののジャンルが興味のある方に偏っていたためセージ技能の素養はなく、むしろスカウトとしての基礎教養を積んでいた。ソーサラー技能・コンジャラー技能・アルケミスト技能は冒険者になってから他の冒険者に教わって習得したもの。エンハンサー技能は、体を鍛える過程で身に着けたもの。冒険中は常にある程度気を張って微弱（1日使用して0.1MPを消費する程度のイメージ）な"アンチボディ""ストロングブラッド"を使用しているため、呼吸器の脆弱性は冒険に問題がない程度に抑えられている（咳き込むのはあくまでアビスカース故のものである）が、この行為にリソースを振り分けているためにそれ以上の練技の習得が妨げられている節がある（冒険者として一人前になってきた頃戦闘用として実用レベルの“アンチボディ"を習得できたが、“ビートルスキン"“ラビットイヤー"“メディテーション"などは初級練技にも拘わらずなかなか習得ができず、“ストロングブラッド"も持続性や燃費こそ優れているが冒険者として役立つレベルの効力は発揮できていない）他、気を抜いていると呼吸器の弱さが出るため日常生活では汚い空気や煙や粉塵、大きい声を出し続ける行為などが苦手。

　実家との仲は良好。かつては家族には辛く当たってしまうことも多かったが、現在は和解済み。付きっ切りで世話をできる神官を雇えていたことからもわかるように、かなり裕福。そのため教育体制は整っており、幼少期から青年期を家から出ずに過ごした世間知らずのイメージとは裏腹に、マナーや礼儀作法はかなりしっかりしている。ただし、付きっ切りで世話をされてきた都合上羞恥心が擦り切れてしまっているのか「世間体を気にしている場合ではない」と判断するラインが低い方であり、大胆な行動に出やすい。また、異性に興味はあり、子供も好きだが、結婚はまったく考えていない（自分の病弱さを子供に継がせないため）。食べ物の好みは脂っこくて消化が悪いもの。異性に対しては面食いだがダメな男を切るのは早い方。強い酒が好き。

　ミドルネームは「セイン」。シーンの名をもじったもので、主治医のアドバイスを受けた上で冒険者として家を出るときに名乗り始めた。二つ名はまるでフルシルの神官のようだが、これは主治医への尊敬、つまり「あの人がいなければ自分は存在しなかった」という意味も込めて自分で決めたものである。

　普段は無邪気かつ豪胆だが、実は幼少期に感じた孤独や死への恐怖が心に深く刻まれている。そのため仲間や友人への執着と自分の生命への執着が極めて強い。冒険者としての経験が浅かった頃は、死への恐怖は抑えられていた（抑えなければならなかった）反動が人間関係への執着として表れていたらしい。現在は改善されており、死への恐怖も人間関係への執着も適度に抑えられてはいるが、極限状況において「少しでも多く助ける」の「少し」に自分を計上することを一切躊躇わない（「感情に流されず冷静に自分を守れる」ともとれる）。

セッション履歴

収支履歴