レェム・ケルベロス(魔神)
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 五感(暗視)
- 反応
- 敵対的
- 穢れ
- 1
- 言語
- 交易共通語、魔神語、妖精語
- 生息地
- 知名度/弱点値
- 13/15
- 弱点
- 物理斬撃ダメージ+2点
- 先制値
- 12
- 移動速度
- 20
- 生命抵抗力
- 10 (17)
- 精神抵抗力
- 10 (17)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
牙(左頭部) | 10 (17) | 2d+12 | 7 (14) | 6 | 60 | 35 |
牙(中央頭部) | 10 (17) | 2d+12 | 7 (14) | 6 | 60 | 35 |
牙(右頭部) | ― | ― | ― | ― | 12 | 35 |
胴体 | 8 (15) | 2d+11 | 6 (13) | 5 | 72 | 35 |
- 部位数
- 4(左頭部、中央頭部、右頭部、胴体)
- コア部位
- 左頭部、中央頭部、右頭部
特殊能力
●全身
[常]炎無効
●頭部
[主]二種の息
右の頭部から「火炎の息」のみ。左の頭部からは「吹雪の息」のみを吐き出す。いずれも「射程:自身」で「対象:1エリア(半径6m)/20」です。
不安定な魔神のため、息を吐くのは1ラウンド時、どちらか一つのみとなる。
(例:右頭が『火炎の息』と吐き出すと、もう一頭は通常の攻撃となる。)
[主]火炎の息/11(18)/生命抵抗力/半減
1:火炎の息/11(18)/生命抵抗力/半減
炎を吐き出し、大将に「2D+12」点の炎属性の魔法ダメージを与えます。
[主]吹雪の息/10(17)/生命抵抗力/半減
2:吹雪の息/10(17)/生命抵抗力/半減
吹雪を吐き出し、対象に「2D+8」点の水・氷属性の魔法ダメージを与えると同時に、30秒間(3ラウンド)防護点を-5します。
この防護点の減少は累積せず、防護点は0未満にはなりません。
●右頭部
[常]突き刺さった斧
深く深く食い込んだ斧がこの部位の行動を妨げ、この部位は一切の判定を行う事が出来ません。
また、この部位のHPが0になった場合、その場に刺さっていた斧が武器として落とされます。
●胴体
[主]二回攻撃&双撃
[常]攻撃障害=+4・なし
すべての[部位:頭部](右・左)は近接攻撃に対する回避力判定に+4のボーナス修正を得ます。
この能力は、胴体のHPが0以下になった場合、失われます。
戦利品
- 自動
- 悪魔の血(100G/赤A)
- 自動
- アビスシャドウ×5
- 2~7
- なし
- 8~ 12
- 悪魔の毛皮(1000G/黒S)
解説
この魔神はキサラギの心に刻まれた影が生み出した不自由の化身です。
キサラギの故郷を襲った”黒い獣”に対する恐怖
領主を殺害するという選択で故郷を失った後悔
守るべき弟を自らの過失で奪われてしまった喪失
三つの感情を浮かべるそれぞれの首が、”自由”にならないようにお互いを監視しており、それぞれの首が首輪と鎖で繋がれた四足の黒い獣の外見をしています。
首の一つに斧が突き刺さっているのは、立ち向かった英雄が、その正体に気づいて断ち切ることが出来ずなかった過去に起因しています。
”庇護の国”で噂される”黒い獣”の正体であり、キサラギ本人でもあり、誰にも見られたくない心の影の部分でもあります。
キサラギの過去――自らの選択が悉く裏目に出たが故に、自由意志の表出に対する忌避――から安全はあるが自由のない”庇護の国”が彼女によって生み出されました。
キサラギは”庇護の国”から出ようとする者たちを”黒き獣”として閉じ込め、役割を被せる事で自分の国で永遠に暮らす事を求めました。
それは亡き弟やいなくなってしまった姉、失ってしまった故郷を求めての行為ではありましたが、結局キサラギの家族の役割は誰も被せる事はありませんでしし、故郷の名前を付けることもありませんでした。
”庇護の国”は盟主の為の国ですが、キサラギの過去から作られたこの国は、過去のキサラギが救われなかったように、彼女を救う要因にはなる事はあり得ません。
彼女を救うもの、それは――