容姿・経歴・その他メモ

双子の妹である虚とは性格も発育も利き手も反応も全てが真逆の女の子。明鏡に映る現実を見てきた少女。

鏡には自分の姿ではなく虚が映るらしい。さりげに長いこと肩こりに悩んでいる。昔肩こりに悩んでいることを虚に話した結果凄い顔をされたので以来誰にも言わないようにしている。


諸事情により呪われているため顔が捻じ曲げられており、夢に出てきそうな顔面になっているため普段はお札で封印している。


かつて月の香りのする銀髪の狩人と聖女がいた。その二人は悪夢に囚われており、いつかこの悪夢を終わらせようと約束していた。しかしその聖女は獣の病に罹り狩人はかつての愛する人をその手で葬ることになる。それでもその狩人は約束を果たすために悪夢を終わらせることに一生を捧げた。その約束にもはや意味など無いと知りながらも。その約束の果てに彼女はいる。
狩人とはかつて弔い人だった。故に狩人は弔った者の遺志を受け継ぐ。

我ら血によって人となり、人を超え、また人を失う。知らぬ者よ、かねて血を恐れたまえ


「化け物の子は何者なのか……そして、そんな存在の虚ろから生まれた存在は何者なのか……」

「ねえ、虚。貴女なら……この答えを知ってるのかな」


「あんたが人の心も無い化け物らしい化け物だったら……素直に嫌いになれたのに。あんたがそんなだから……私はまだ……」

履歴

かつて現はとある村に身を寄せていたが両親が行方不明となり、両親の良くない噂と顔面に貼られたお札も相まって化け物と叫ばれ迫害を受けながら生活をしていた。

雪の怪異とエルフのような何かの間に産まれた子供が普通であるはずもなく、この世の理を捻じ曲げて産まれたことを表すように歪んだ顔を持って生まれてしまった。そしてそんな彼女の見た鏡に映った虚ろに生じた歪みが虚となって産まれた。虚は現にとっての理想の姿であり、現自身は化け物と人との間を行ったり来たりしている。

両親は現を産むための代償を払って生まれて間もない頃に行方をくらまし、双子の妹は自分自身でありコンプレックスの塊のような存在。自分を人であると認めてくれる人がいない状態で周囲から化け物だと言われてきたことから自分は化け物だという気持ちと、認めたくない気持ちの間で葛藤している。

今でも顔が歪んだままなのは自分がどちら側なのか分からないため、人にも化け物にもなれない存在となってしまい不安定なままだから。

そうして葛藤を続けたまま虚と二人で長い長い旅を続けた結果ハーヴェス王国に流れ着いた。両親がこの近くにいることには気付いているが会っても何を話せばいいのかが分からないため会えないままでいる。


彼女はきっと待っているのだろう。自分が化け物ではないと言ってくれる人が現れるのを。

セッション履歴

収支履歴