容姿・経歴・その他メモ

経歴

・2-2-6　大失恋をしたことがある。
・1-3-4　本来とは異なる性別として育てられた。
・6-6-6　自殺を試みたことがある。

冒険に出た理由

・3-4　親に反発して。

容姿

見た目は美少女であるが、声から判別できるぐらい男のように声が低い。
敬虔なるキルヒア神に忠義を誓い、冒険者家業を経て料理人でもなろうかなーなどを考えているエルフ。
ボディタッチが多く、よく外の冒険者に絡んでは勘違いさせている。

設定

僕の家族は女系家族で、姉が二人いる。
僕の母親は僕の容姿が母そっくりの美少女だったため、小さいころから姉のお下がりを着させられまくった。
僕だって男としての欲求もある。だって僕は伝承に残る勇者のように勇ましい姿に憧れた男の子なんだから。
ただ、どうしても母には逆らう勇気もなく、僕は成人するまで女性としての教育を施された。
背丈は成長し、声も男性になったが容姿はどうしても女性にしか見えなかった。
母はいまでも僕を女性として扱う、その生活にも慣れてきた頃、近所でよく遊んでくれた幼馴染の女の子がいた。
僕を見た目で判断せず、友達として接してくれた彼女に、僕はいつしか恋をしていた。
成人としての村の儀を済ませたタイミングで、僕は彼女をデートに誘い、食事後に勇気を振り絞って告白をした。
プロポーズの言葉はしっかり考えてきて、きっと僕らは上手くいくと思った。
だが彼女の反応は違った。
彼女は言った「あなたみたいな女の子みたいな人は嫌なの、だって私は筋骨隆々な殿方に憧れているもの♪」
僕の今までの思いは、その一言で打ち砕かれた。
僕は気持ちの整理がつかない状態で家へ戻り、混乱した頭の中で生み出された答えにたどり着いた。
「この容姿に今後も苦しまれ続けるのなら、自害をしよう・・・。」
手に握ったナイフを首元に当て、死を直感し呼吸が粗くなり、意を決しナイフで首を掻っ切る瞬間、姉の二人に止められた。
「何してんのよカーディナル！あなたの様子がおかしかったから部屋に様子を見に行ったら・・・。」
姉二人は涙を流し、僕を抱きしめてくれた。
僕はそのとき、なんて愚かな考えにたどり着いたのだろうと、初めてやるせない気持ちが落ち着いたかのように泣きじゃくった。
姉たちは僕の頭を優しく撫で、僕の失恋話を聞いてくれ、こういった。
「バカね、あなたの良さがわからない女なんて、こっちから願い下げと思うのよ。だってあなたは私達の自慢の弟だもの。」
僕の姉たちは最初から僕を男として見てくれていた。
そんな事実に僕は更に涙を流した。
僕はそこから吹っ切れ、もともと素質のあった聖職者としての仕事に就いた。
僕の密かに思っていた、親に対するささやかな反発として、僕はここから男としての人生を歩みだす。
僕が憧れた勇者のように、僕を認めてくれる仲間を探すため、僕は冒険者の道へと一歩踏み出した。

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