1日のうち合計1分(6R)まで使用可能
使用時、命中力判定+1

携行時　戦闘開始処理の「戦闘準備」をいっさい行えなくなる。

「病の家族・恋人を救うため」

「引きこもり」「国王に会ったことがある」「告白された」
アビスでこの世に生を受けたクロエ。
その片方の瞳は、魔神を思わせる暗紫色をしていた。
生まれて幾年かアビスで育ち、物心ついて間もなく母親も逝き一人で過ごすことになる。
ある日、クロエの生まれたアビスにとある冒険者PTが現れ、攻略の最中にクロエは救出されることになる。
救出されアビスから連れ出されたクロエは、助けてくれた冒険者PTの一人の家に居候させてもらえることになる。
救出されたのは幸運だったが、クロエの生まれと体質的に外の世界はあまりにも住みづらく、あまり外出することはなくひきこもりのようになる。
そんななか、助けてくれた冒険者の一人で、クロエと歳もあまり離れていなかった男の子が毎日声をかけにきてくれた。
ひきこもるクロエの塩対応にもめげずに毎日声をかけに来てくれてるうちに、クロエもその男の子に心を開いていった。
男の子の説得や話しかけもあり、ついに外に出られるようになったクロエは、その男の子ともっと一緒にいたいと思うようになる。
そのために何をするべきか、考えた末、生まれ持った身体能力と助けられるまでアビスで生き抜いた能力を活かし冒険者になろうと思い立つ。
ただ、タイミングが悪く、男の子の所属する冒険者PTが遠征に出ることになった。
旅立ちの日、クロエは次会う時は立派な冒険者になると誓ったのだ。

1年以上が経ち、生まれ持った才覚もあり、ひとかどの冒険者と言えるほどにはなった頃、彼の冒険者PTが帰ってきたとの報が届く。
すぐにギルドに向かい、リーダーを見つけたクロエは彼を探すが、一向にその姿は見当たらなかった。
リーダーに彼がどこにいるか尋ねると、旅の最中に病にかかり床に伏しているという。
それを聞いたクロエは、すぐさま彼のもとへ向かう。
彼の容態は聞いてた以上にひどいように見え、声をかけても返事がなかった。
最初は落ち込むクロエであったが、今までの冒険者として活動するなかで聞いた万能薬の噂を思い出し、そのために行動を起こすことを決意する。

まず初めに出会ったのは冒険者になって武器を調達する際に出会ったエレアノール。
武器の手入れや新調をする際に立ち寄るのがエレアノールの実家である武器屋だった。
幾度も通ううちに仲良くなり、兄弟姉妹のいないクロエにとっては、妹とはこういうものなのだろうかと思うようになった。
エレアノールとともに冒険者として依頼を何度か受けたのち、中難度の依頼をこなすことになり、その際にルミアナとウォレロと出会う。
依頼完了後に意気投合し、その後もともに依頼を受けこなすようになる。