容姿・経歴・その他メモ

外見・肉体的特徴

外見

　ナイトメア女性の平均的な身長。胸と尻こそそこそこ大きいが他の部分にはほとんど脂肪がなく、強い弾力のある筋肉が全身に付いた引き締まった肉体。角は左（向かって右）の側頭部から上向きに一本生えている。ナイトメアとしての痣とは別に、指先に大量の火傷痕がある。

肉体的特徴

　声は若干低めのハスキーボイス。体重は「見た目から予想されるより重い」程度だがそこまで極端ではない。極めて健啖家であり大抵のものを食するが、正常どころかやや鋭敏な味覚も備えている。笑顔になったときの口角の吊り上がり方がやや大きい（つまり、笑顔が怖い）。
　食したものをほとんど貯蔵できずエネルギーに変えてしまう体質であり、筋肉が分厚くはないわりに腕力は強い方だが、食べ続けないとすぐに低血糖を起こす（鍛錬で改善はされている）。

口調・性格及び外見的な立ち居振る舞い

口調

全体的な口調：典型的な女性口調（メタ的に言えば女性の役割語）。どちらかというと慇懃。喋る速度はややゆっくりめ。
一人称：（特に特別な場面でなければ）私　など
二人称：（基本的に）あなた、〇〇さん、その他相手に合わせた敬称　など、丁寧な傾向
三人称：（基本的に）彼、彼女、あの方　など、特段特別な傾向はない

性格及び外見的な立ち居振る舞い

　基本的に物腰柔らかで慈悲深い。無益な諍いを好まず、困っている人にはできる範囲で手を差し伸べることを厭わない。物騒な二つ名に反して普段の振る舞いは常識的、むしろ母性的ですらある。食事及び知識を得ることを好み、その両方に該当する「食事についての知識の話題」にはかなり食いつく。本人も料理はかなり上手いがあくまで家庭料理レベル（一応、プロでも最低限レベルとしては通用するが）での話であり、意外と料理用語には詳しくない一方食材そのものについてはかなり詳しい。また確かに無益な諍いは好まないが、武器や魔法を振るっての戦いはむしろかなり好きな方（食事や知識を得ることと同レベル）であり「早く魔物と戦いたい」などと口にすることも多い。
　またかなりの頻度で、しかも大量の食事を摂っており、さらには魔物を討伐してそのまま食べ始めたり酷いときには戦闘中に敵に喰いつくことすらある（明確に有毒や無機物の対象にはさすがに行わない）。なお、一旦殺してもよい敵と見なすと、人族相手であっても同じ行為を行うことがある。
　根が一本気で、一旦やると決めると聞かないところがある。

背景設定

経歴その1

　剣呑な二つ名をつけられた（そして、本人もそれを認めて公式に名乗っている）重戦士。重量級の武器を振るい敵を容赦なく叩き斬っていく、それ自体は重戦士として基本的な戦闘スタイルを採るが、彼女の場合かなりの頻度で倒した魔物をそのまま喰らったり時には戦闘中に噛みついたりちぎれた部分を拾って喰らったりすることがある。もちろん、これが二つ名の由来である。本人の味覚はまともであり、決して下手物専食ではないようだが……？

経歴その2

　彼女が産まれたのは、ドワーフの料理人の里である。彼女の母は初産で、しかもただでさえドワーフと比して体格の大きいナイトメアを出産したため、彼女は母の、母自身の生命を維持できないほどの量の血液を産湯として誕生することとなった。その後すぐにドワーフ語で「血の祝福」を意味する名をつけられ、そしてそれなりに愛されて、里の住人共同で育てられる。住人同士の結束が固かったのもあるが、平均的なドワーフより高い筋力を持ちながら敏捷性も高く、指先の器用さもそこまで劣るわけではなく、そして何より頭の回る彼女は、貴重な人材でもあったのだ。そのような環境で育った上、自ら大量の食事を必要とすることに負い目もあった彼女が料理人に憧れ、志すのは、当然の流れとしても問題ないだろう。しかし、彼女の種族がそれを許さなかった。

経歴その3

　ドワーフ料理は、彼らの炎身の加護を前提とした高火力が特徴である。そして、ドワーフから産まれたナイトメアは炎に弱い。ドワーフの肉体を前提にした料理の手順に、彼女はとても耐えられなかったのだ。もちろん里の住人達はそれを重々承知であり、いくら請われても料理を教えないどころか調理場にも入れなかった。それでも諦めず目を盗んで独学しようとしたが露呈、しかもその一回で指先が火傷だらけとなってしまう。見かねた養親たちは、彼女に合った別の料理への関わり方である「珍しい食材や料理の探索」をすること、及びそれができる職業である「冒険者」になることを勧める。彼女自身もそれを受諾、里の腕自慢たちに修業を受ける。やってみると戦闘も楽しかったということもあってか、順当に力を付けていった。

経歴その4

　しかしながら、彼女の中の「食」への執着は燻ったまま消えていなかった。もちろん、冒険者として鍛えられある程度は体質も改善されていた。しかし無意識の負い目から体質改善による許容量以上に食事の量を抑えていた彼女は、戦闘中に低血糖状態に陥ってしまう。その時衝動的にその場に転がっていた魔物の肉片を喰らい窮地を脱する。そして、そのような飢餓状態で食した肉片は確かに「美味し」く、彼女は病みつきになってしまう。その後対策も兼ねて戦闘中に隙あらば食事をするようになり、さらには「食糧を取り出すより速くて効率的」「ただの食糧ではあのときの味は感じられない」という理由から今度は意識的に敵を喰うようになる。一見恐ろしいが、この行為が彼女の「食」への執着をある程度昇華させて健全なものとしており、現在の彼女は極端に火力を出さなくても作れるような料理を、あくまで趣味のレベルとして楽しんでいる（ドワーフ料理以外の料理の知識を得たことも理由としてあるが）。もちろん食材探求や料理探求も続けており、時々は里に情報や、まとまった量が保存可能な状態で手に入れば食材そのものを届けに行くこともあるようだ。
　ちなみに、現在は当時より鍛えられているため魔物と一戦交える程度であれば「食事」は不要であり、実際魔動機やゴーレム、アンデッドなどを相手に戦闘するときは特段食事を行うことはない。つまり、現在戦闘中に行っている「食事」行為はほぼ完全な趣味。

経歴その5

　なお、彼女の里では主にグレンダールが信仰されており、彼女も里にいた頃は一緒に祈りを捧げていた。しかし冒険者になって以降、知識の探求を本格化させるにあたって彼女自身はキルヒアに祈りを捧げることが多くなった。そして、洗礼を受けるまでもなく自然に声を聞くこととなる。もちろん、かなり敬虔な信徒である。

経歴その6

彼女の、英雄としての主な実績リスト：
・“穢れた魔神"グラシャ=レイボス（ラグアドログハイレブナント）討伐。彼女が「食あたりを起こした」ことで逆に伝説になる。
・“怠惰に咲く華"ベール・フェイラ（ヴァンパイアポピースロウス）討伐。「吸われた分は喰い返した」と語る。
・“叛逆の皇子"メドゥレドゥス（ドレイクブロークンプリンストレイター）＆“叛逆の王妃"メルガ（ダークナイトプリンセストレイター）討伐、寄せ鍋にして摂食。ドレイクたちからも警戒を強められる。なお現在の武器はメドゥレドスが所持していたものを参考に作らせたものであるため、そっくり。
・“街喰い"エイバル（ノーブルドラゴンプレデター）討伐、彼自身の肉と棲家にため込んでいた食料を振る舞い近辺地域の飢餓を解決。なお7割は自身で消費したと噂が立っている。
・蛮族や幻獣の調理法開発に多大な貢献。特に蛮族相手の戦場での食糧不足を大幅に解消可能であると目されるが、諸般の事情もあり未だ一般的とはなっていない。
・蛮族の食文化研究を大幅に進行させる。

余談

食の傾向・好き嫌い

　基本的に何でも美味しく食べるが味覚は鋭敏で、少し痛んでいてもよく気づく。住んでいた里での料理の傾向を反映してか、一番の大好物は激辛料理。時には彼女の行動と好物を知る人物に「それに慣れているから魔物の肉程度の変わった味には動じないのではないか」という疑念を抱かれることもある（ちなみにある程度は真実である）。また、（意外というべきか種族的に当然というべきか）かなり猫舌で、「激辛料理をよく冷まして食べる」という矛盾した行動をすることが多い。マナーは極めて丁寧で、周囲の人物にも度を越していれば注意することがある。

性関係の傾向・好き嫌い

　性自認はセックス・ジェンダー共に女性。性的嗜好は異性愛者だが一般的な女性にありがちな範疇で女性も好き。
　ドワーフの里で育ったうえ自身の血筋もドワーフであるためか、身長が低くてがっしりしたヒゲの濃い男（つまりドワーフ）がタイプ。しかし他の種族も対象に入らないわけではない（タビットやリルドラケンはさすがに例外）。一番重要なのは筋肉で、自分と同じかそれ以上程度には欲しいとのこと。ちなみにナイトメアの平均的な筋力はドワーフの平均的な筋力よりも上である。
　なお一応男性冒険者と肉体関係になりかけたことはあるのだが、相手がドワーフであり体格差があったうえ、愛撫の最中に相手に食いつきそうになったため中断。それ以来深く男女交際をすることを避けている。

名前の由来

　吸血鬼「カーミラ」と、北欧神話の登場人物「ロギ」。

元本データ

https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?id=NzlSJW

セッション履歴

収支履歴