容姿・経歴・その他メモ

売れ残り:きみは作り出されてから、長年誰にも必要とされず、放置されてきた。もはや我慢できない。自ら己の価値を示すときがきたのだ。

美しい造形:きみの見た目は、見た者を惹きつける。人造ゆえだとやっかむ者もいるが、きみのことを無視できる者はそうはいない。

師匠の雑用係ゆえ:師匠は人使いが荒い。しかも失せ物が多い。必然的に、きみは素早く探し物を見つけるのが得意になった。

18歳で不自由な身の上から、自由になれた

訓練は裏切らない:的に向かって、何千何万と撃ち続けた。動く目標であったとしても、君は狙いを外さない。

20歳の時に人々を守るために冒険に出た

信条
恋愛（快楽、肉欲）
穢れ（死、アビス）

執着
食べ物に目がない

リーナは森深くに存在する貴族専属の冒険者紹介所の客寄せとしてこの世に生をうけた。美しいリーナに多くの貴族は魅了され、自分の手に収めておきたいと考えたが、紹介所の責任者は必ず法外な値段をつけ、本命の他の冒険者を紹介するのだ。18年間、リーナの世界は貴族に笑顔を振りまくこと、護衛術を学ぶこと、嫌がらせのように積み上げられた仕事をいち早く片付けるための技術を磨くことだけだった。

そして、18年目にしてリーナは紹介所から姿を消した。今までの従順な態度から誰もがリーナが逃げることなど予想もしなかったゆえに成功した脱走である。しかし、その結末は至って普通の幕引きとなる。逃げる途中、森に住む蛮族に襲われ、遊ばれ、壊され、蛮族を討伐しにきた冒険者に残骸を拾われる。普通の悲劇を迎えた。

だが、リーナはルーンフォークである。部品を用意し、修理すれば元通り。嫌な記憶も全て忘れて、また求められた仕事をこなす美しい機械人形へとなる。

自分を拾ってくれた冒険者を主としたリーナは求めた、主の望みを。それに、主はこう答えた。「人の役にたて」。冒険者は面倒な様子でそう答え、リーナを旅に出した。

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