容姿・経歴・その他メモ

①決して手放せない小物がある
②純潔である
③濡れ衣を着せられたことがある
冒険理由：目指すべき場所がある

街に着いたらだまされて50gで《尊厳》を買った

自称:宝物龍殺しの戦槌乙女

Back Story
ディガッド山脈、ダイケホーンから一日北に向かったところにある小さな集落出身。ドワーフが山中にトンネルを掘って暮らしている中で育った。周辺は蛮族が跋扈しているため、子供でもある程度体が強くなってきたら戦わされる。ニーヴは比較的に体が強く、12歳の頃から戦っている。
幼いころに両親を亡くし、唯一の家族である弟を守るために訓練に励んだ。

近隣の集落の子供が集まって戦いの訓練をするが、その時にニーヴの頑強さに嫉妬した他の子ども数人に仲間外れなどにされる。
他の訓練生数人が教官にしたいたずらの首謀者として濡れ衣を着せられたこともあった。実行犯たちは無罪放免だったのに、アリバイ等関係なく自分が罰せられたことにより、同年代のみならず、大人に対する不信も募らせる。

「己は純潔である」と信じて止まない人物ほど、得てして純潔などはとうの昔に失っている。自分でも自覚せぬままに。ニーヴも決して例外ではない。彼女は己を「幼いころから周りの逆境に耐え、弟を事故で無くすまで彼を守るために尽くし、嫌いな同郷の奴らをずっと守ってやっていた純潔の女」だと思っている。
しかし、実態は違う。本当に心が清らかな人物はそもそも己を高く評価することなど不可能なのだ。ニーヴは何度となく「弟さえいなければ私は自由なのに」「こいつらは私のおかげで生き延びている」と考えた。その思想と己像との乖離には気づいてなどいない。真の彼女はプライドが高く、承認欲求が強く、そして卑屈だ。

17歳の時に事故で弟が亡くなる。最後の肉親を失ったニーヴは18になる前夜に集落を捨て、自分の居場所を探すために旅に出る。
荷造りを終えた彼女は洞窟から出ると空を見上げた。爽やかな気分だ。陽は未だ遠い。満点の星空を前に、彼女は思わずほくそ笑んだ。「私が居ないから、次の襲撃は被害大きくなるなぁ」ドワーフの少女は意気揚々と荒れ果てた山道に消えた。

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