容姿・経歴・その他メモ

身長　そ、そんなことは些細だろう！(147.1)
体重　淑女に体重を尋ねる気か！？　(34.1)
誕生日　9/10
お酒　94

運命:否定
権力:否定
個を重んじる


「…………おぉ、彼女こそまさしくライフォス様の御使い！　神のお導きなのです！」

背中や足首の羽根。
それはまさしく生に祝福を受けた種族、ヴァルキリー。
私が生まれたのは、信心深いライフォス神殿。
巫女と崇められるのも、当然だった。

私は生まれてからというもの。　
色んなものを貰った。

最高の教育。
最高の食事。
最高の衣服。
最高の身分。

側から見るならば。
それは満ち足りていた、最高の暮らしであっただろう。

だが、それは。

自分で手に入れた幸福ではなかった。(・・・・・・・・・・・・・・・・)

全て、与えられた幸福だった。
自分が欲しいと望んでいたとしても。
自分の手で掴めないことが。
堪らなく、虚しかった。

神殿から出ることも許されない私は知らなかった。
仲の良さそうな姉妹が「ねぇ」と姉を呼ぶ理由も。
蛮族が人族を侵攻するのは、果たして過去の禍根だけなのかも。
この空が、どこまで続いているのかも。
私は、何一つ知ることはできなかった。

だから、私は旅に出た。
姉様………いや。
セラフィナ姉(ねぇ)に話し、協力してもらって。
私は一人で神殿を抜け出した。

この旅で、私は命を落とすかもしれない。
それも本望だと思う。
だが、生きて生きて生きて。
見解を深め、知識を学び。
その上で、私が望んだのなら。
その時は、巫女になろう。
定められた運命ではなく、自分自身の意志で。

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