『白』・停滞のエムパミャチ
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 魔法
- 反応
- 敵対的
- 言語
- なし
- 生息地
- 加護相殺の魔域・コア地点
- 知名度/弱点値
- 20/28
- 弱点
- 回復効果ダメージ+3点、命中力判定・魔法行使判定+1、C値-1(例外的に7以下まで下がります)
- 先制値
- 28
- 移動速度
- 25/-
- 生命抵抗力
- 26 (33)
- 精神抵抗力
- 26 (33)
| 攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 杖(本体) | 26 (33) | 2d+24 | 25 (32) | 12 | 300 | 200 |
| 刺突(触手) | 28 (35) | 2d+21 | 24 (31) | 14 | 200 | 80 |
| 刺突(触手) | 28 (35) | 2d+21 | 24 (31) | 14 | 200 | 80 |
- 部位数
- 3(本体/触手×2)
- コア部位
- 本体
特殊能力
●全体
[常]精神効果、毒、病気、呪い無効
[常]通常武器無効
●本体
[主]操霊魔法15レベル/魔力23(30)
[主]再誕
この能力はこのキャラクター以外の敵陣営のキャラクター(このキャラクターの他部位は含まれません)のHPが0以下になっている場合に使用可能です。
そのキャラクターをHPを全回復して蘇生します。このとき、穢れは上昇しません。
[常]複数宣言=3回
[常][宣]魔法適性
戦闘特技《魔法拡大/すべて》《ターゲッティング》《鷹の目》《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大すべて》《ダブルキャスト》《クリティカルキャストⅡ》《マルチアクション》を習得しています。
[補]急速記憶奪取/23(30)/精神抵抗力/消滅
対象に自身の眼窩を覗き込ませ、一時的に記憶を奪います。
「射程:接触」で「対象:1体」に効果を与えます。対象は、3分(18R)の間、自身が習得している技能のうち、レベルがもっとも高いもの(複数ある場合は無作為に選んだ1つ)が、1レベル低いものとして扱われます。結果として、その技能を用いて行う行為判定の基準値は1減少します。また、魔力や武器攻撃で与える追加ダメージも減少します。行使できる魔法のレベル(ランク)も減少の効果を受けますし、その他技能で獲得している練技や呪歌・終律、賦術、騎芸なども直近で獲得したものが使えなくなります。
この効果では冒険者レベルやHP、MPの最大値、習得している戦闘特技に変化はありません。一部の戦闘特技などは習得する際にレベルが設けられていますが、使用に制限がなければ使用可能です。
この効果は呪い+精神効果属性で、累積しません。また、同一の対象に対しては1手番に1回までしか使用できず、使用するとMPを5点消費します。
[補]記憶の昇華
既に他者から奪っていた記憶を、マナと一体化させレイスとして出力します。
レイス(『Ⅲ』382p、『ML』139p)を1体、この魔物と同じ座標に召喚します。召喚できるのは同時に2体までで、召喚したラウンドではそのレイスは行動できません。また、この能力は1Rにつき1回のみ使用可能で、使用するとMPを10点消費します。
この能力によって生み出されたレイスは、本来の記憶の持ち主を殺害し自身こそが唯一無二の本物であると証明することを目標に行動します。
[常]凝視の杖/21(28)/精神抵抗力/消滅
対象の視線を固定し、この杖の所持者を見なければならないように仕向けます。
近接攻撃や魔法の行使など、この魔物を対象に何らかの動作を行った対象は、そうした次の手番開始時に精神抵抗力判定を行います。失敗した場合、新たな手番ではいずれの動作を行う場合でも、必ずこの魔物を対象に含めなければいけません。この魔物を対象に含めることができない場合、その動作は行えません(補助動作で使う魔法や賦術などにも影響します。練技も自身のみにしか対象を取れないため、使うことができません)。
この効果は手番開始時ごとに抵抗を試みることが可能です。一度でも抵抗に成功すれば、以降は効果を受けません。
●触手
[常]攻撃障害=不可・+4
のたうつ触手が攻撃を妨げます。
[部位:本体]は、近接攻撃の対象にならず、また遠隔攻撃に対する回避力判定に+4のボーナスを得ます。
[部位:触手]のHPが0以下となった場合、この能力は失われます。
[常]ディレイアクション
PC側が先制判定に成功した場合、1ラウンド目のみ主動作を2回行えます。宣言回数は増えません(1回のみです)。
[常]痛恨撃
打撃点決定の2dの出目が9以上だった場合、打撃点をさらに「+16」点します。
[常]記憶の植え付け/23(30)/精神抵抗力/消滅
攻撃の命中した対象に触手から記憶を植え付け、対象を狂気へ追いやります。[部位:触手]によるダメージ受けた場合、対象それぞれについて精神抵抗力判定を行い、それに失敗した場合2dを振り、以下の効果を適用します。この効果は呪い+精神効果属性です。
| 2~4 | 対象は誰かの耐え難い苦痛の記憶を植え付けられ、自身の最も苦痛だった出来事を鮮明に思い出す。3分(18R)の間、対象は命中・回避・魔法行使判定に「-2」のペナルティを受ける。 |
| 5~9 | 対象は誰かが生涯で一番恐怖した記憶を植え付けられ、半狂乱となる。対象は逃げ去る(乱戦エリアでは離脱準備を実行する)。逃げ出すことが不可能な場合、10秒(1R)の間、恐怖に凍りつき、一切の移動と能動的な行動ができず、すべての行動判定(→『Ⅰ』123p)に自動的に失敗する。その後は通常の行動が可能。 |
| 10~12 | 誰かの幸せな思い出に溺れ、躁状態となる。3分(18R)の間、精神抵抗力判定に失敗するたび、笑いが止まらなくなる。次の手番終了時まで行動判定(→『Ⅰ』123p)に-1のペナルティ修正を受ける。この効果は累積する。 |
[宣]薙ぎ払いⅡ
この特技は、近接攻撃を行うときに宣言し、その攻撃1回に有効です。
近接攻撃可能な位置にあるキャラクターを5体まで任意に選び、それら全てに攻撃を行います。攻撃者の命中力判定は一括で1回のみ行います。複数に命中した場合、ダメージは個別に決定します。
●加護相殺の魔域
守りの剣やそれに準じる祭器、および名前や効果に「加護」とある効果は、この魔域内では無効化されます([主]月の舞は説明文に「加護」とあるため無効化されますが、効果が使えないだけでバフが消されるわけではありません。また、あくまでも「加護」のみのため、「祝福」であるヴァルキリーの種族特徴は問題なく機能します)。
●NPCからPCたちへの支援
基本的にPCたちの手番の一番最初に宣言と処理をしてください。これらの宣言をしても、PCの宣言回数は消費しません。
使える支援は1キャラクターにつき、1Rにいずれか1つのみです。
[宣]サナ・シャシャンカの支援「――その首、貰い受けます!!」
2本の妖刀で敵を切り捨てます。エネミー1体に「k35+27@8r5#1」のダメージを2回与えます。ダイスは宣言者が振ってください。
[宣]サナ・シャシャンカの支援「斬り伏せる! はねなさい、〈捨身月兎〉!!」
気合と妖刀の力で魔域と精神干渉を斬り伏せます。「●加護相殺の魔域」の効果を、この1Rの間無効化します。さらに、1Rの間PC全員の精神抵抗に+2のボーナス修正を与えます。
[宣]プルナ・チャンドラの支援「あまねく精神に害あるものを断つ!!」
【トータルサニティ】(→『MA』143p)を魔力18(25)で行使します。この行使に対して、《魔法拡大/数》を宣言することができます(宣言してもPCの宣言回数は減少しません)。行使判定においてダイスを振るか、固定値を使用するかは宣言者が選んでください。
[宣]プルナ・チャンドラの支援「処置します! 立ち上がって!」
【エクステンドヒーリング】(→『MA』140p)を魔力18(25)で行使します。この行使に対して、《魔法拡大/数》を宣言することができます(宣言してもPCの宣言回数は減少しません)。行使判定においてダイスを振るか、固定値を使用するかは宣言者が選んでください。
[常]???
条件を満たした場合、解禁されます。
●戦闘中には意味のない能力
[常]取り憑く記憶奪取/必中
この魔物の姿を見ている状態で3分以上が経過すると、この魔物との『縁』が結ばれます。『縁』が結ばれた対象は、結ばれた時点からの一切の記憶をこの魔物に奪われることになり、結果、前向性健忘を発症します。
戦利品
- 自動
- 凝視の杖(15,000G/-)、剣の欠片*30
- 2~6
- なし
- 7~11
- 思い出の品(1,000G/白S)
- 12~
- 魔力を帯びた品(2,000G/金白S)
解説
『白』と呼ばれるエムパミャチの変異体。忘却を至上とする邪神に魅入られた男が作り出した、取り憑いた相手の新しい記憶を根こそぎ奪うアンデッド。
プルナの病気の原因であり、このアンデッドさえ倒せば、奪われた記憶もあるべきところに還り、生み出された記憶のレイスも消滅する。