容姿・経歴・その他メモ

オルガはあるバジリスクの町に生まれた。
生まれた時点から弱者……ウィークリングであった彼は、他の親を含めたバジリスクから暴行や暴言を浴びせられる毎日だった。
彼が生きているのだって、やさしさからではなく、人間の国を攻め滅ぼすための特攻兵とするためだったのだ。

彼が生まれついてから約１２年の時が流れ、生傷が絶えないある日、転機が訪れた。
そのバジリスクの町に冒険者がやってきたのだ。バジリスクを討伐するために街に強襲した冒険者たちは、瞬く間にバジリスクを討伐していった。
彼はそのすきを突き、生まれ育った町を離れ、一人の放浪者としてあちこちを回ることを決意した。

彼はある日立ち寄った山奥で、遺跡を発見する。そこは魔剣の迷宮と化していた。
そこを攻略しようと勇み足で進む彼だったが、いつしか迷っていた。魔剣の迷宮のせいではない。
そもそも彼自身の性質として、屋内における行動が不安定だったのだ。
そのことに打ちのめされた彼は遺跡を後にした。
その遺跡のことは誰にも話していない。他者に攻略されるのは癪だからだ。
いつか、その遺跡を一緒に攻略できる信頼できる仲間ができたら話そうと心に誓いながら、彼は世界を歩き回る。
自分を虐げた蛮族を打倒し、確かな実力を手に入れるために。

セッション履歴

収支履歴