容姿・経歴・その他メモ

経歴／憧れる冒険者がいた、許嫁がいた、己に何かの誓いを立てている
冒険に出た理由／最高の冒険者になるため

とある王家に仕える文官の家系に生まれた青年。先祖には宰相や高名な学者なども名を連ねている。
子供のころから、そんな家の一員として名を連ねるべく教育を受けてきており、セージとしての基礎知識はここで培った。
そして下級官吏として仕え始めるに至ったのだが、あるとき職務上のトラブルを解決してもらうために冒険者を頼ったのがきっかけで冒険者としての生活に興味を持つようになる。
特に個人的に友人関係になった森羅導師のメリアからは魔法の手ほどきを受け、仕事の傍ら趣味で研鑽に励んでいたりした。

そんなある日、今後の出世のために上司の娘と婚約し婿入りする、という話が持ち上がった。
そうなったとき、突如、このまま官僚として波乱のないままの人生を終えたくない、という衝動が芽生える。
自覚していなかっただけで、根底には「得た知識を外の世界で活かしたい」「国や家に守られることのない世界で自分を試してみたい」という思いが燻っていたのだ。

そこで父親に思いを打ち明けたところ、帰ってきた言葉は意外なものだった。
「私も若いころは外の世界に憧れたものだ。…行ってくるがいい。やるだけやってみろ」
「ただし３年だけだ。３年たって見切りをつけるか、はたまた満足するかしたら帰ってこい」
「冒険者として生涯を終えるのもいいだろう。だが、必ず１度は帰ってくるのだぞ」

その言葉を受け、必ず守ると誓って冒険者となってから早２年。それなりに功成り名も揚げた。
残り１年、どうするか、そんなことを悩んだりしつつ、今日も知恵と魔法を駆使して冒険者稼業に精を出している。

知識と経験に裏打ちされた冷静さが持ち味だが、逆に想定外の事態にイマイチ弱い。
基礎体力はある方だが運動センスは皆無。
嘘がつけない生一本な性分で、文官や官僚向きの性格と言える。政治家には向かないが。

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