容姿・経歴・その他メモ

才能を絶賛された事がある/何かの大会で優勝した事がある/物心がついた時には一人だった//探しているものがある

彼女には幼い頃から家族と呼べる存在がいなかった。物心つく頃には、既に一人で山奥に捨てられていたからだ。そんな彼女の事を偶然見つけた村の人々は「捨て子がいる」と連れ帰ってきたが、モンスターの多い山奥に住んでいた為、得体が知れないどこか薄気味悪い子だな、と村から少し遠ざけた場所に住まわせ、彼女と関わる事を避けて過ごしていた。その結果、彼女は自分に良くないところがあるのだ、と卑屈な性格に育ってしまった。また、彼女は人並み外れた力持ちであり、村の中で行われた狩猟大会で優勝した事もあった。
彼女にはひとつだけ覚えている記憶がある。私の事を抱きしめて、頭を撫でてくれたあの大きな手。優しい眼差し。もしかしたらこんな自分にも、自分を一番大切にしてくれる家族とやらがいるのかもしれない。一抹の希望を胸に、彼女は情報を集めるべく旅に出た。

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