容姿・経歴・その他メモ

シュラークはノーザンファング連山で有数の掘削士の家系で生まれる。
代々掘削士を受け継ぐという稀な一族であったため、シュラークも成人後に掘削士として働くことになるのだが、スプリガンの特徴でもある10歳前後の体躯で成長が止まってしまい、掘削士向きではないと母親から悲観されてしまう。
そんな視線をものともせず、シュラークは父の仕事を継ぐため、成人後すぐに掘削作業をするためノーザンファング連山へと赴く。
トンネル開通作業をするがシュラークの作業は、平均と比べればやや遅く周りの作業員からは後ろ指を指されてしまう。
それに加えて彼が掘り進む先には必ず、問題が発生し無事に作業が終わることが無い始末。
開通作業時の鉱脈発見は国からすれば嬉しいものだが、トンネル作業をしている作業員からは無駄な手続きが増えたり、作業項目が増えるため嫌厭されることが多く、水脈となればただの邪魔にしかならず避けることが前提で堀り当ててしまうことなどもってのほかなのだが、シュラークは鉱脈や水脈に当たりやすく、同じ仕事仲間からは的外れな奴と揶揄されている。
そのことから、作業場から少しの間の暇を出されてしまう。
シュラークは自身の実力不足を嘆き、修行の旅へと赴くドーデン地方ではいつも馴染みの山が見えてしまう為、彼は南下しブルライト地方へと足を運んだ。
ノーザンファングで培った経験は、魔物を退治で生かされることになり路銀を稼ぐため冒険者の真似事のようなことを繰り返していた。


ブルク家の家訓はただ掘ることなかれ。
シュラークの父親は偉大な掘削士であり、マギスフィアなどの魔法を利用するのは勿論の事、ゴーレムや、妖精、果てには動物とも協力し二班程度の仕事はそつなくこなし、作業場の長として的確な指示も出していた。

シュラークも父と同じようになるため、小さい頃から英才教育を受けたが身にならず中途半端なまま成人しノーザンファング連山へとやってきてしまう。
シュラーク自身はこのことも少し引き摺っているが、実はベルク家当主でもある実の父が受け継ぐべきではない次男坊であり、元々冒険者であったことは知らないのだった。

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