種族：ナイトメア（人間生まれ）
出身地：ブルライト地方 ハーヴェス王国
技能：妖精使い、学者、軍師
好きなもの：妖精、勉強
嫌いなもの：魔域

彼が生まれたのはハーヴェス王国の東端の土地を治めている小さな地方領主の家だった。ほとんど面識はないものの上に兄が二人姉が一人、腹違いだが下にも何人か弟妹がいる。母親は何とか一命を取り留めたが産後の肥立ちが芳しくなく半年もしないうちに亡くなってしまう。
その後は実家の地下に軟禁され育つ。“穢れ”への偏見が未だに強い土地柄故か幾度となく餓死しかけ、兄弟姉妹のストレス発散に暴力を振るわれる日々。食事に毒を混ぜられたことも1度や2度ではない。彼の心の支えは部屋の隅に残されていた操霊術の基礎が書かれた本だけ。時折、妖精が訪れたがその大半は悪意にまみれたものだった。しかし、幸か不幸かその結果、魔法への感性は研ぎ澄まされることとなる。

そんな生活を続けてどれくらい経ったのだろうか。ある日地下から連れ出され、高い位置に座っている男性……恐らく兄だろう、と対面させられた。長々と言葉を並びたてていたが要約すれば「お前を追放する。二度とこの土地に踏み入るな」ということらしい。もっと直接的に言えば「外で野垂れ死にしろ」だろうか。
何かをいう暇もなく外に放り出された彼は途方に暮れた……わけではなく、ある場所を目指した。手がかりは通された部屋で偶然見つけた一枚の紙だけ。随分長い時間その場に放置されていたのか紙は随分と日焼けしており、書かれた内容も薄くなっていた。それでも幸い、場所と自身の名前は読めた。どうやら実母（と思わしき人）からの手紙らしく、困ったら自分の親友を頼りなさいとのことだった。

馬車でひと月ほどかけて目的地に着いた彼を出迎えたのは目深にフードを被った女性だった。彼女の元で魔法を学び妖精は存外悪いものでないと知った。同時に様々が知識を得て、想像以上に世界が広いことを知った。生来、彼は頭が非常に良かった。魔法を学ぶことも新たな物事を知ることもあっという間に身につけて、少しずつ地域の人と交流するようになった。上手く笑うことこそできなかったもののそれを咎められることもなく妖精使いとして、祈祷師として人々に頼られるようになっていった。
ある日、師匠にダガーを渡された。柄頭に発動体が埋め込まれているだけでなく、刃にも鞘にも美しい装飾が施されており一目で高価なものだとわかったがいくら尋ねても彼女は「ただの短剣だ。護身用に持ちなさい」というばかりでそれ以上の金銭を受け取ろうとしなかった。

それから数年、同じような日々がずっと続いていくと思っていたがある日、師匠が失踪した。まめな師匠なのに書置き一つなかった。まだまだ教えてもらっていないことがあるのに勝手にいなくなるなんて彼女らしくない。鞄の中に必要最低限の荷物を詰め込んで彼は外に飛び出した。

・ナイトメア特有の痣は心臓の真上。槍傷のようにも見える。
・本人は知らないことだが師匠は後天性のドレイク（ブロークン）。
・すべての属性と契約できる素質こそ持ってるが1番相性が良いのは光属性らしい。
・実家のことを詮索されると面倒なので名字は名乗らないが、実力が高まるにつれ名前も有名になってきたので連れ戻されそうになってる。
・妖精との関係はかなりドライな方。扱う術自体は心得ており、その力に感謝こそしているものの、撃破されても近いうちに戻ってくると知っているからか情が薄い。幼少の頃に妖精たちから幾度となく心無い言葉を浴びせられたことも少なからず関係している。
・自己肯定感が異常に低く自分が「最底辺」でないと気が済まない。自分には価値があると言われると場合によってはパニックを起こすことも。

一/二/三人称：僕/貴方or貴女/○○さん

「初めまして、ライマと申します」
「冒険者になった理由は師匠を探すためです。僕に妖精魔法を教えてくれた人で、これくらい（肩のやや上辺りに手を置く）の体格でいつもフードを被ってる女性なのですが……」
「他に特徴ですか？ このダガーと同じような形のレイピアを持ってるはずです。師匠によれば希少品だそうで」
「すいません、話が逸れましたね。微力ですがみなさんの助けになれるよう努めますので何卒よろしくお願います」
フェアテ/セージのナイトメアです。
攻撃や召喚を柔軟に切り替えられるビルドを目指しています。
PLは飴色。本日はよろしくお願いします。

GM側から許可が出ない限りはすべて封印