容姿・経歴・その他メモ

A2-1　臨死体験をしたことがある
A6-1　神の声を聞いたことがある(と信じている)
C2-1　規律に厳しい環境で育った
5-3　まだ見ぬ世界を見るため

フリッツは、規律に厳しい神官の家系に生まれ育った。
『規律に厳しく生きねば、神の声は聞こえない』という代々の教えによるものだが、フリッツはそれに窮屈さを感じていた。

そんなある日、フリッツは不注意から生死の境をさまようほどの大怪我を負ってしまう。
周囲に人が集まり、騒然としているのがなんとか分かる程に薄れ、ぼんやりとした意識の中で、フリッツは確かに、神の声を聞いた気がした。

奇跡的に回復したフリッツが確認すると、なんと神聖魔法が使えるようになっていた。

それからのフリッツは、うっかりや事故に見せかけて、何かと物にぶつかったりするようになっていた。
『痛みこそ、神に通ずるものである』という考えに至ってしまったためだ。

―――つまり、ドMになってしまったのだ!!

だが、フリッツはその程度の痛みでは満足できなかった。
そこで家を飛び出して、命を落とす危険もある冒険者になることにしたのだ。
全ては、まだ見ぬ世界()を見るために。

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