その他の設定

・ライフォスの聖印は所持していない。魔域から保護された時には既に持っていなかった。
・復讐をする性質ではない。そもそも大公国も例の魔域も滅んでいるため復讐する対象がない。
・魔神に対する特別な敵愾心はない。恐怖のほうが遥かに強い。
・従者ボリスの遺骸は〈蕾〉の借り部屋のベッドにある。夜は毛布に包まって一緒に寝ている。
・用事がなければ一日のほとんどを部屋に籠もって寝て過ごしている。
・借り部屋はボリスが好きだった花であふれている。

グレブの身体

以下はシークェル一般ではなくグレブ個人の状態である。
・生活反応（脈拍・出血・発汗・涙液の産生・呼吸・瞳孔反射等）はない。
・視覚と聴覚は生前と同等。触覚はあるが温度感覚はない。嗅覚と味覚はない。
・飲食（嚥下）と排泄はいずれも不可。
・発声は可能。発声する際には適切に口を開く必要がある。
・能動的な動作は緩慢だが可能。マナを使って声帯や筋肉を動かしていると思われる。
・呼吸をしていないためエンハンサー技能の習得は不可。
・睡眠は可能かつ必要。睡眠とそれに伴うHP・MPの回復（⇒『Ⅰ』207頁）はいずれも可能。このとき、ルール表記の「適切な食事が行われているという前提で」の箇所を無視する。
・睡眠不足によるペナルティ（⇒同）が発生しうる。
・食事は不可かつ不要。
・食事不足によるペナルティは発生しない。
・死臭は軽微。

「シークェル（アルヴ）」と［吸精］

以下はシークェル（アルヴ）一般ではなくグレブ個人にかかわるルールである。［吸精］については『OPB』24頁または『AR』16頁を参照のこと。
・2週間以上［吸精］をしなかったとしても衰弱死はしない。ただし衰弱の末に身動きができない状態になり［吸精］を除く能動的な行動が一切不可となる。
・特例とするのは衰弱死についてのみで、［吸精］を絶って1週間が経過した時点からの「全判定-4」と「睡眠によるHP・MP回復不可」のペナルティは据え置く。

シークェルの特殊ルール

シークェルのキャラクターを作成する場合、元となる種族を選択する必要があります。この際、アンデッド化しない種族（ルーンフォーク、フィー等）は選択できません。

シークェルの能力値の決定

生前の種族の能力値決定表でステータスを算出、その後敏捷を-6（最低1）、器用・筋力・生命・精神を+3します。

初期習得言語

生前の種族に依存します。

選択不可の技能

生前の種族に依存します。加えて、アンデッドを容認している神（ツァイデス、ラーリス、メティシエ等）を除く神のプリースト技能も選択できません。

“穢れ”

5点

種族特徴

［死人の体］：複数の効果を持ちます。以下、列記します。
　‐生前の種族によらず、「分類：アンデッド」として扱います。
　‐毒・病気・精神効果（弱）の効果を無効化します。
　‐「知覚：魔法」として扱います。
　‐HPの最大値が15点上昇します。
　‐手番の開始時に冒険者レベル点HPを回復します。
　‐HPが0以下になると完全に破壊され、死亡します。
　‐飲食を必要としません。

［生前による］：生前の種族の種族特徴を習得しています。

種族特徴の強化

生前の種族の種族特徴が強化されます。

弱点（戦闘時、弱点隠蔽判定失敗で適用）

回復効果ダメージ+3
生前の種族が持つ、弱点隠蔽判定失敗で適用される弱点は消滅します。

蘇生について

シークェルは蘇生できません。

▼貴族 - ノーブル(RL96)
・見識判定［知力］
・家系知識判定［知力］
・社交判定［知力］
・作法判定［知力］
・威厳判定［精神力］

▼演奏家 - ミュージシャン(RL89)
・聞き耳判定［知力］
・旋律理解判定［知力］
・楽器演奏判定［精神力］

▼司書 - ライブラリアン(RL90)
・見識判定［知力］
・文献判定［知力］
・文明鑑定判定［知力］
・図書管理判定［知力］