ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

終末鳥 - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖
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終末鳥

分類:幻想体
知能
動物並み
知覚
五感(暗視)
反応
敵対的
言語
なし
生息地
不明
知名度/弱点値
27/33
弱点
全ダメージ+3点
先制値
33
移動速度
0
生命抵抗力
33 (40)
精神抵抗力
33 (40)
攻撃方法(部位) 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP
なし(本体) 0 (7) 10 1400 250
光線(大きな目) 34 (41) 2d6+25 30 (37) 20 300 100
噛みつき(小さなくちばし) 33 (40) 2d6+40 32 (39) 20 300 100
鉤爪(長い腕) 34 (41) 2d6+25 31 (38) 20 300 100
部位数
4(本体/大きな目/小さなくちばし/長い腕)
コア部位
本体

特殊能力

●全身

[常]精神効果無効
[常]黒い森の物語

戦闘開始から登場し行動を開始するまでに30秒(3ラウンド)を要します。登場するまで、この魔物に対して干渉する事は出来ません。この間、他のキャラクター達は手番開始時に精神抵抗力判定を行い、達成値33以上のキャラクターのみ手番を行うことが出来ます。

●本体

[常]終末鳥

HPが一定値未満に減少しません。[部位:大きな目]、[部位:小さなくちばし]、[部位:長い腕]のうち、HPが0以下の部位の数に応じてこの能力の効果は変化します。

HPが0以下の部位の数効果
[部位:本体]のHPは1050(75%)未満にならない
[部位:本体]のHPは700(50%)未満にならない
[部位:本体]のHPは350(25%)未満にならない
この能力は失われる
[常]限定3回行動

1ラウンドに3回の主動作を行うことが出来ます。ただし、同じ主動作を2回以上行う事は出来ません。

[主]テレポート

100m以内の任意の座標に瞬間移動します。移動先の座標は目視できていなくても問題ありません。

[主]森を照らす光/27(34)/生命抵抗力/半減

「射程/形状:30m/起点指定」で任意の対象を任意の数だけ選択し、「2d+25」点の純エネルギー属性魔法ダメージを与えます。

[主]ついばむ/32(39)/回避力/消滅

 「射程/形状:10m/起点指定」で任意の対象を任意の数だけ選択し、「20」点の物理ダメージを3回、「10」点の物理ダメージを10回与えます。

[主]傾いた秤/27(34)/精神抵抗力/消滅

「射程/形状:30m/起点指定」で任意の対象を任意の数だけ選択し、相手の最大HPの15%にあたる確定ダメージを与えます。

[主]「黄昏」/必中

この能力は[部位:大きな目]、[部位:小さなくちばし]、[部位:長い腕]のいずれかのHPが0以下となった場合に、次に行う手番で最初に使用します。この能力を使用すると、即座に[部位:本体]の行動が終了します。
※全ての敵対キャラクターの現在HPを半減、1ラウンドの間行動判定+2

[主]「終末」/必中

この能力は3回目の「[主]黄昏」を使用した次の手番から使用します。
※全ての敵対キャラクターの最大HPを3割減少、3分継続、累積あり

●大きな目/小さなくちばし/長い腕

[常]活性化

[部位:大きな目]は、1,4,7...ラウンド目に活性化状態になります。
[部位:小さなくちばし]は、2,5,8...ラウンド目に活性化状態になります。
[部位:長い腕]は、3,6,9...ラウンド目に活性化状態になります。
活性化状態である場合、手番に行える主動作の回数が1回増加します。
活性化状態である場合のみ、HPを0以下にすることが出来ます。そうでない場合はいかなる方法でもHPを0以下にすることが出来ません。
各部位のHPが0以下となった場合、この能力はそれぞれ失われます。(HPが0以下となった部位は活性化しません)

[常]黒い森の怪物

[部位:大きな目]、[部位:小さなくちばし]、[部位:長い腕]は、HPが0以下となっても破壊されず、行動を行います。
この能力は[部位:本体]のHPが0以下となった時に失われます。

●大きな目

[常]大きな目

この部位が行う通常の近接攻撃は、[射程/形状:30m/射撃]で行えます。発生させるダメージは純エネルギー属性の魔法ダメージです。
以下の能力はこの部位が活性化状態である時に発揮されます。
※すべてのキャラクターはあらゆる効果による行為判定への影響を受けない

[常]耐性(斬撃弱点)

※刃武器の物理ダメージは適用ダメージ2倍、その他は適用ダメージを半減

[主]燦めく瞳/27(34)/生命抵抗力/半減

「射程/形状:30m/貫通」で、対象に「2d+25」点の純エネルギー属性魔法ダメージを与えます。

[主]幻惑の光/27(34)/精神抵抗力/消滅

「射程/形状:30m/起点指定」で任意の対象を任意の数だけ選択します。対象は、続く10秒(1ラウンド)の間、可能な限りこの魔物に接近するように移動しなければなりません。この効果は精神効果属性です。

[主]「監視」/28(35)/精神抵抗力/消滅

この能力はこの部位が活性化状態である時に、1回目の主動作で使用されます。
「射程/形状:100m/起点指定」で任意の対象を任意の数だけ選択します。対象は、続く10秒(1ラウンド)の間、一切の行動が行えなくなります。この効果は精神効果属性です。

●小さなくちばし

[常]小さなくちばし

この部位が行う通常の近接攻撃は、対象の防護点を半分として扱います。
以下の能力はこの部位が活性化状態である時に発揮されます。
※すべての敵対キャラクターはあらゆる消費MPが2倍

[常]耐性(打撃弱点)

※打撃武器の物理ダメージは適用ダメージ2倍、その他は適用ダメージを半減

[主]裂けた口/32(39)/回避力/消滅

近接攻撃可能な任意の対象全てに、「2d+25」点の物理ダメージを1回、「10」点の物理ダメージを10回与えます。

[主]嚙み千切る/31(38)/回避力/消滅

近接攻撃可能な任意の対象を1体選択し、「2d+40」点の物理ダメージを与えます。この攻撃が命中した対象は、3分(18ラウンド)の間、防護点が3点減少します。

[主]「懲罰」/33(40)/回避力/消滅

この能力はこの部位が活性化状態である時に、1回目の主動作で使用されます。
近接攻撃可能な任意の対象を1体選択し、「2d+60」点の物理ダメージを1回、「10」点の物理ダメージを50回与えます。この攻撃が命中した対象は、3分(18ラウンド)の間、あらゆる行為判定を試みる際に、「6」点の確定ダメージを受けます。この効果は対象のHPが全快すると失われます。

●長い腕

[常]長い腕

この部位が行う通常の近接攻撃は、[射程/形状:10m/起点指定]で行えます。
以下の能力はこの部位が活性化状態である時に発揮されます。
※このキャラクターが受けている望まない効果をすべて消去する、このキャラクターはあらゆる望まない効果を受けない

[常]耐性(魔法弱点)

※魔法ダメージは適用ダメージ2倍、その他は適用ダメージを半減

[主]不公正な天秤

このキャラクターに効果を及ぼしている魔法や効果を1つ任意に選択し、達成値の比べ合いの必要なくそれを解除します。

[主]振り下ろす/32(39)/回避力/消滅

「射程/形状:10m/1エリア(半径3m/5)」に、「8」点の確定ダメージを与えます。命中に必要な達成値を2上回る毎、この確定ダメージは「+8」点されます。(最大40点)

[主]「審判」/28(35)/精神抵抗力/半減

この能力はこの部位が活性化状態である時に、1回目の主動作で使用されます。
「射程/形状:100m/起点指定」で任意の対象を任意の数だけ選択し、対象のHPとMPに、その最大値の30%に当たる確定ダメージをそれぞれ与えます。

解説

むかしむかし、木々のたくさん生えた温かい森に、3羽の鳥がいました。
鳥たちは森の中で幸せに暮らしていました。
名前はありませんでしたが、3羽は大鳥、小鳥、高鳥と呼ばれていました。
たくさんの生き物たちが森の中で仲良く幸せに暮らしていました。
3羽の鳥たちもこのまま森がずっと居心地のよい場所であり続けてほしいと思っていました。
そうしたら、森の外からやってきた生き物たちとも楽しく暮らすことができるはずだと。
雲一つなく陽気なある日の昼下がり、森に見慣れぬものがやってきました。
彼は旅人であり、開拓者であり、予言者でもありましたが、同時にそのどれでもないものでした。
彼は森に入りたがっていましたが、鳥たちは怪しい彼を森の中に入れませんでした。
すると、怒った彼は森を去りながら鳥たちに言いました。
『やがてこの森に悲劇が訪れるだろう。
森は悪行と罪に染まり、争いが絶えぬだろう。
悲劇が終わるときは恐ろしい怪物が森に現れ、すべてを飲み込んだ時だ。
二度と森に太陽と月は昇らぬ。森は決して元の姿になることはないだろう。』
この予言を聞いた鳥たちはひどく悩みました。
彼の言う通り森で争いが絶えず、怪物が現れて森の仲間を傷つけてしまったらどうしよう?
そう思った3羽の鳥たちは自分たちが森の番人になることにしました。
森を誰よりも愛しているので、森にいる仲間たちを守り、森の平和も守ろうと思ったからです。
目がたくさんあった大鳥は、森に怪物がいないか監視することにしました。
大鳥の目は、遠くまで見渡すことも、他の仲間には見えないものを見ることもできたからです。
すると、誰かが言いました。
『でも、みんなが寝ている暗い夜に怪物が出たらどうしよう?』
それを聞いた大鳥は心配になり、自分の羽を全部使い、永遠に消えないランプを作りました。
これで森の仲間たちは昼も夜も大鳥の監視を受けながら暮らすことになりました。
高鳥は森の平和のために、森に入ってくる者の罪の重さを量ることにしました。
高鳥の天秤は、どんな罪でも公正かつ正確に、その重さを量ることができたからです。
すると、誰かが言いました。
『でも、いつか天秤がどっちにも傾かなくなったらどうしよう?』
それを聞いた高鳥は心配になり、必ず審判が下るよう、片方にのみ傾く天秤を持つことにしました。
小鳥は自分のくちばしを使って、悪いことをした森の仲間に罰を与えることにしました。
すると、誰かが言いました。
『でも、君のくちばしは小さいから全然痛くないよ!』
それを聞いた小鳥は心配になり、くちばしを広く裂き、どんな生き物も丸飲みできるようにしました。
鳥たちが森を守ろうと頑張ると、森の悪い噂が広まり始めました。
『大鳥がいつも監視して自由がない!』
『高鳥の天秤は全然正しくない。』
『小鳥の罰は怖すぎる。』
噂が広がると誰も森に近づかなくなりました。
森を守ろうと一生懸命頑張っているのに、わかってくれないことに鳥たちは怒りました。
たくさんいた仲間たちは減っていき、森は不満だらけで、言い争いが絶えませんでした。
森を平和にしようと、鳥たちはもっと一生懸命頑張りました。
『ここは広すぎて僕たちだけじゃ森を守れないよ』
『でも、僕たち以外に森を守れる生き物はいないよ』
『僕たちが力を合わせればもっと強くなれるはずだ!』
どこまでも見通せる目を持つ大鳥、どんな罪でも裁ける高鳥、どんな物でも飲み込める小鳥。
3羽が1つになった瞬間、森に暗闇が訪れました。
鳥の姿を見た生き物たちは、恐怖のあまり悲鳴を上げて逃げ始め、森は大混乱に陥りました。
森中が恐怖の喧騒で混沌としている中、誰かが逃げながら叫びました。
『あそこに怪物がいる!この森には怪物が住んでいるんだ!』
怪物だって? 一つになった3羽の鳥たちは慌てて周りを見渡しますが、怪物はいませんでした。
3羽の鳥たちは怪物が森に入ってきたら大変だと思い、森を歩きながら怪物を探し始めました。
森中を探し回りましたが何もありませんでした。怪物も、他の生き物も、太陽も月も。
残ったのは一つになった3羽の鳥たちと暗い森だけでした。
それから森には冷え冷えとした真っ暗な夜だけが続くようになりました。
そして、誰もいない黒い森には恐ろしい怪物が住んでいると噂されるようになりました.......

製作者:あべし

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