"紋章の覇者"バタール・ボルジギン【マッシブケンタウロスヘビーナイト】
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 五感
- 反応
- 中立
- 穢れ
- 3
- 言語
- 汎用蛮族語、ケンタウロス語、妖精語、ドレイク語、交易共通語
- 生息地
- 草原
- 知名度/弱点値
- 15/21
- 弱点
- 土属性ダメージ+3
- 先制値
- 20
- 移動速度
- 30(四足)
- 生命抵抗力
- 14 (21)
- 精神抵抗力
- 13 (20)
| 攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 武器 | 14 (21) | 2d+16 | 12 (19) | 16 | 137 | 67 |
特殊能力
[主]妖精魔法5レベル/魔力7(14)
使用する属性は、「風」「炎」「光」です。
[主]突撃/14 (21)/回避力/消滅 この能力は、通常移動を行ったラウンド
のみ使えます。突撃し、近接攻撃として敵1体に槍を突き立て、「2d+22」点の物理ダメージを与えます。
[主]零距離突撃/13(20)/回避力/消滅 その場の一瞬の四肢のバネを使っで近接攻撃を行い、移動しないままに突撃と同程度の衝撃を与えます。「威力30+16」点の物理ダメージを与えます。このとき「C値10」として扱います。 この能力は一度見たことのある相手に使用するとき、命中力に-1のペナルティ修正を受けます。また、連続した手番には使用できません。
[補]対魔の心得 自らが編み出した自己暗示によって、短時間抵抗力を上昇させます。10秒(1ラウンド)の間、生命抵抗力・精神抵抗力に+2のボーナス修正を得て、命中力・回避力に-1のペナルティ修正を受けます。
この効果を使用すると、MPが5点減少します。
▽縦横無尽 「突撃」「[主]零距離突撃」を行ったあと、主動作を1回行います。
戦利品
- 自動
- 紋様入りの金属鎧(3,400G/ー)
- 2~5
- 紋様入りの槍(150G/黒白A)
- 6~8
- 意匠を凝らした槍(600G/黒白A)
- 9~
- 手入の行き届いた武器(1000G/黒白S)
解説
英雄と称されるケンタウロスヘビーナイトです。全身を紋様入りの金属鎧で武装していて、遠目からでもその姿は判別できます。
戦闘時は基本的に力によって相手を叩き潰す戦い方をとります。敵に魔法使いがいる場合は積極的に「★対魔の心得」を用いて、魔法の影響を受けないようにします。
大規模な争いを好まず、1対1の決闘によって決着をつけることを積極的に提案してきます。それがならず集団戦となったら、必ず先頭切って突っ込んできます。 配下を見捨てて逃げたり、盾にしたりを決して行いません。しかし、配下もまたパタールを強く慕っており、命令されても、彼を残して逃げることはありません。
この魔物を倒した場合「紋章を与えられし者 (40点)」の称号と追加名誉点を得ます。バタールを殺してしまった場合、称号は「紋章を奪いし者」に変わります。
また、1対1の決闘でセールを打倒した場合、自動的に「コネクション:”紋章の覇者”バタール・ボルジギン/貴重な友人」を獲得し、彼の背に乗って戦うことが出来るようになり、更に女性であればバタールから求婚を受けます。
「さあ、お前の強さを刻ませてくれ!」
“紋章の覇者”の異名で呼ばれるバタール・ボルジギンは、 ケンタウロスの英雄で、マグノア草原国の平原のケンタウロスたちの間に名を轟かせています。彼が着用する鎧には、ぴっしりとさまざまな紋章が描かれており、それが異名の由来となっています。
出現地域
バタールは、フレジア森林国解放とオルフィード湖国との間の平原、やや北部を活動地域としています。あらゆるケンタウロスの部族で客人としてもてなされる英雄であり、定住地を持たず、 気ままにさまよっては適当な部族を見つけて寝食の世話をさせています。戦いを大いに好むため、何らかの戦場で遭遇する可能性が低くありません。
性格と特徴
バタールは、前足の蹄から、頭頂までの「身長」が2メートル半を優に超え、分厚くも無駄のない隆々とした筋肉を誇る偉丈夫です。馬体も髪も、黄金色に輝いています。
加えて、彼を特徴づけているのが、その鎧に描かれた無数のカラフルな紋章です。すべての紋章は、彼自らがデザインし、自ら鎧に描きこんだものです。
バタールは、戦いを好み、戦いに勝つたび、それを記念し、 自分の感性のもとに敵や戦いの内容を図案化して鎧に描きこんできたのです。図案は抽象的で、どこが何を再現しているのか、他者にはさっぱりとわかりませんが、数え切れない図案のひとつごと、バタールはそのときの敵や、戦いの経過を記憶しているらしく、それを揚々と語ることができます。
バタールは、ただ戦いを生きがいとし、常に戦場を求める生きかたを貫いています。何らかの戦があれば、無理矢理にでも助っ人として参加しようとします。劣勢の側に加勢することを好み、しかも、報酬を求めない彼の存在は、一種のジョーカーとして働き、いくつかの戦で、上に立つものの思惑をひっくり返し、状況を混乱させました。
戦がなければ、彼はさまよいながら手頃な相手を探し、決闘を申し出ます。彼が挑む戦いは、「死、気絶、降参のいずれかをもって決着する」というルールです。無駄な手加減をすることはありませんが、気絶した敗者をそれ以上傷つけることも行いません。自ら応急手当を行い、息を吹き返させると健闘を称え、握手を求めてきます。一度戦った相手は、 すべてよき好敵手として認められます――瞬殺した戦いでは、 記念の図案はものすごく小さくなるようですが。
自身が決闘に敗れ、生かされた場合には、素直に負けを認め、相手の鎧に勝者を称える図案を描き入れる許可を求めます。同時に、将来の再戦の願いもまた口にはしますが、それらにこだわることはありません。
明白ですが、バタールは極めて強い自己顕示欲を持っています。酒に酔い、鎧の図面を示しながら過去の戦いを語る時の彼ほど、幸せな様子の男もいないでしょう。
配下
バタールは基本的に単独で行動しています。しかし、ときに彼を慕い、戦いについて教えを請おうと、ケンタウロスインペイラー(⇒「Ⅱ」231頁、「BT」38頁) やケンタウロスヘビーナイト (⇒ 「BT」 47頁)が数体、同行していることがあります。
戦場で見かける場合では、彼は士官として指揮を任されていることが大半です。概ね数十人~数百人を任されていますが、いずれにせよ、彼の戦法は、「突撃する、ついてこい」 以外には存在しません。