刷子の魔剣
- 知名度
- 12
- 形状
- 持ち手部分に魔法印が刻印された歯ブラシ
- カテゴリ
- 冒険道具類
- 製作時期
- 魔動機文明
- 概要
- 魔力を少しこめると、刷子の清潔感を維持できる
- 効果
-
[補]刷子の浄化
MPを1点消費することで、魔剣に刻まれた浄化の術式が起動します。刷子を浄化・修復し、まるで新品かのように清潔感を維持することができます。
由来・逸話
元は魔動機文明時代、医学に関心の高い、とある神官によって開発された歯ブラシです。歯ブラシ本体に浄化の術式が組み込まれており、使用者のマナを少量使い、刷子部分の浄化と修復を行えます。これにより、実質的にマナさえあれば、半永久的に歯ブラシの交換の必要がなくなります。
開発者の神官は、歯周病対策の一環としてこの歯ブラシを患者たちに提供して、意識改善を働きかけました。しかし彼の想像以上に人というのは怠惰な生き物で…患者たちはすぐに歯磨きをサボってしまうため、あまり活用されることはありませんでした。どんなに優れたものを提供しても、使わなければ意味がないのです。
仮に虫歯になったとしても、治癒の魔法で直してしまえばいいという人々の共通認識もあって、そもそも虫歯にならないように対策するというところまで意識が回らなかったのも向かい風だったといえるでしょう。
この事実に直面した神官は、このように語りました。『冷静に考えてみると…刷子を魔法で修復している時点で、魔法で歯を治療することと大差が無かった。私も含めて、人族は愚かである』と……
ときは流れ、現代。魔動機文明時代に製造されたこの歯ブラシの一部が魔剣として昇華され、それが流れに流れてこの魔域の小魔たちに拾われたようです。以前この魔域を訪れた、とある魔神使いの魔域・魔神専門家曰く…黙歯録の魔域には、歯にまつわる道具類が流れ着きやすい性質があるのかもしない、とのことです。この魔剣を発見した魔域の小魔たちは大いに喜び、魔域の洗浄に活用していましたが…小魔たちは弱っちいため、魔域の侵略者である魔歯ん将にあっさり奪われてしまいました。
なお、魔動機文明時代に製造された遺物ですが、別に魔動機術で刷子が回転や振動したりはしないようです。黙歯録の魔域の小魔たち曰く、『魔動歯ブラシは甘えです。寝る前に動画でも見ながら30分くらい惰性で磨き続ければそれでいいのです』…とのこと。
やや思想が強い気がしないでもないですが…実際、寝る前の念入りは歯磨きは非常に有効です。就寝中は口内の唾液量が減ってしまい、日中よりも自浄作用が働きにくいため、適切な歯磨きが行われていないと虫歯に発展しやすいためです。
浄化の魔法は1日1回行えば問題なく清潔感を維持できるので、就寝前であればマナの消費もそこまで気になりません。日中は普通の歯ブラシと同じように使い、就寝前だけ念入りに歯磨きしてから浄化の魔法!ぜひ実践してみてください。