[常]刻まれる魔神の紋章

　この魔剣は、『魔法の発動体』『小魔の封入具』を兼任します。また、任意で『小魔の封入具：〈召異の刺繍/悪魔の印〉』を身体に刻むことを選べます。これは魔剣を所持している場合、どのタイミングでも行うことができます。
　既に『小魔の封入具：〈召異の刺繍/悪魔の印〉』を身体に刻んでいる場合、送還判定のペナルティがなくなります。この効果は魔剣を手放していても変わりません。また、この魔剣を手放しても、どの位置にあるかわかります。

[常]魔神の宝物器

　この魔剣は合言葉を唱えることで、様々な形状に変形させることができます。変形は補助動作で行います。
　変形できる形状は、〈剣/ソード〉〈槍/スピア〉〈斧/アックス〉〈王笏/スタッフ〉〈弓/ボウ〉〈その他/好きな道具〉の６つです。
　〈その他/好きな道具〉については、一定の形であれば大体のものには変形可能です。（例：ランタン、羽ペンなど）。変形できる一定の形については、ＧＭと相談して決めてください。
　〈剣/ソード〉〈槍/スピア〉〈斧/アックス〉〈王笏/スタッフ〉〈弓/ボウ〉については、変形させることで武器の性能と能力が変化します。

●カテゴリ〈共通〉

[補]代償強化

　自身の身体に負荷をかけることで、身体能力を上昇させます。
　補助動作で「ＨＰ」を「５点」消費することで、以下の中から効果を選び、受けることができます。
〈威力＋５〉〈Ｃ値－１〉〈防護点＋１〉〈生命抵抗力＋１〉〈精神抵抗力＋１〉〈命中力＋１〉〈回避力＋１〉
　これらの効果は、使用者が気絶していない限り使用することが可能であり、いずれも累積します。
　同じ効果を累積させることも可能であり、同じ効果は最大で「３回」まで累積させることができます。
　ただし、〈Ｃ値－１〉については、Ｃ値が「７以下」になることはありません。
　この効果はどの武器カテゴリでも使用することが可能です。
　これらの効果は１Ｒ（１０秒）間持続します。

●カテゴリ〈剣/ソード〉

　この形状では、〈武器習熟/ソードＡ〉〈武器習熟/ソードＳ〉を習得することで、使用できる能力が変化します。

[補]連刃の剣Ⅰ

　【前提条件：〈武器習熟/ソードＡ〉】　【適用：一回の近接攻撃】
　自身の身体を脆くすることで、その分素早い攻撃を行います。
　１Ｒの間「防護点」を「－２」することで、『連続攻撃Ⅰ』と同じ効果を可能とします。
　この効果を使用した場合、「ＭＰ」を「３点」消費します。

[補]連刃の剣Ⅱ

　【前提条件：〈武器習熟/ソードＳ〉】　【適用：一回の近接攻撃】
　自身の身体をさらに脆くすることで、その分さらに素早い攻撃を行います。
　１Ｒの間「防護点」を「－４」することで、『連続攻撃Ⅱ』と同じ効果を可能とします。
　この効果を使用した場合、「ＭＰ」を「６点」消費します。
防護点が「０」より下の数値となってしまう場合、これらの能力は発動することができません。
また、〈武器習熟/ソードＳ〉を習得してる場合、≫連刃の剣Ⅰも使用することができます。

●カテゴリ〈槍/スピア〉

[補]自在の槍

　【適用：１ラウンド（１０秒）持続】
　自身の毒や病気に対抗する力を槍に移すことで、その分槍を成長させます。
　１Ｒの間「生命抵抗力」を「－２」することで、対象の攻撃障害の数値を半分にします。
　また、『消費ＭＰ*１ｍ』槍が伸びます。その先に敵がいた場合、その距離まで近接攻撃ができます。
　この効果を使用した場合、「ＭＰ」を「３～１０点」消費します。

●カテゴリ〈斧/アックス〉

[補]破壊の斧

　【適用：一回の近接攻撃】
　自身の魔法に対抗する力を斧に込めることで、対象の防護を破壊する力にします。
　１Ｒの間「精神抵抗力」を「－２」することで、対象の防護点の「1/3の数値」を破壊します。
　破壊された防護点は元には戻らず、回復させるにはそれぞれ特定の手段をとる必要があります。
　この効果を使用した場合、「ＭＰ」を「３点」消費します。

●カテゴリ〈王笏/スタッフ〉

[補]支配の王笏

　【適用：１ラウンド（１０秒）持続】
　自身の動きを抑制し、魔神にその分力を送り込むことで魔神の能力を高めます。
　「命中力」を「－２」することで、自身が使役している魔神を強化します。
　対象が『異界の門から呼び出した通常の魔神』である場合、その魔神の「魔神行動表」の達成値を「＋１」、「魔神行動表」を１回だけ振りなおす効果を得ます。
　対象が『魔神ラスト』である場合、魔神ラストの「命中力＆物理ダメージ、回避力、生命抵抗力、精神抵抗力、魔力」のいずれかを「＋１」します。
　この効果を使用した場合、「ＭＰ」を「３点」消費します。

●カテゴリ〈弓/ボウ〉

　この形状では、命中力を「戦士系技能＋器用度ボーナス」で、追加ダメージを「戦士系技能＋筋力or知力ボーナス」で計算します。

[補]魔法の弓

　足の動きを止めて動きを安定させ、マナから撃ちだすための矢や槍を生成し、相手へ向かって放ちます。
　「回避力」を「－２」することで、相手に弓による魔法ダメージを与えます。
　ダメージは以下の中から選択してください。
　【魔力の矢／威力：１０／消費ＭＰ：３／時間：一瞬／抵抗：半減／属性：純エネルギー】
　【断空の矢／威力：２０／消費ＭＰ：５／時間：一瞬／抵抗：半減／属性：断空】
　【衝撃の矢／威力：３０／消費ＭＰ：５／時間：一瞬／抵抗：半減／属性：衝撃】
　【光の矢／威力：４０／消費ＭＰ：７／時間：一瞬／抵抗：半減／属性：純エネルギー】
　【吹雪／威力：５０／消費ＭＰ：１０／時間：一瞬／抵抗：半減／属性：水・氷】
　【雷撃／威力：５０／消費ＭＰ：１０／時間：一瞬／抵抗：半減／属性：雷】
　【炎／威力：７０／消費ＭＰ：１５／時間：一瞬／抵抗：半減／属性：炎】
　【空／威力：１００／消費ＭＰ：２０／時間：一瞬／抵抗：半減／属性：純エネルギー】
　これらは、複数対象を選択することが可能です。その場合、選択した対象の数だけ消費ＭＰを倍化させます。

●カテゴリ〈その他/好きな道具〉

　この形状は、武器としての性能を持ちません。小さな刃物やハンマーといった小物にすることも可能ですが、その場合は基本的にダメージはないものとします。

[常]封入された魔神との契約

　この魔剣には、『魔神ラスト→?id=Q1A7et』が封入されています。ラストと契約を交わすことで、この魔剣を使用できるようになります。
　ラストは魔剣の中と外を自由に出入りすることが可能で、所持者の主動作、または戦闘準備で封入、召喚が出来ます。ただし封入と召喚にはラストの同意が必要で、ラストが同意しなければ封入と召喚をすることができません。
　ラストは使役して共に戦闘をさせることが可能で、行動はゴーレムと同じように扱いますが、指示には基本的にラストの同意が必要です。ラストに行える指示は以下の３つになります。

・随時行動に従え　・守護を行え　・自主性に任せる

[補]生命と魔力の共有

　戦闘中、ラストが同意した際に、補助動作で『ＨＰ』または『ＭＰ』をリンクさせることができます。
　リンクした場合、片方のＨＰ・ＭＰが「１」以下となる処理を受けた場合、それ以降の数値はもう片方が請け負います。
　これらは一度発動すると１時間の間解除することができず、その間ラストを封入させることもできません。
　これらの能力は、それぞれ１日に１回まで使用することができます。

用法	必筋	命中	威力	C値	追加D	射程	備考
1H両	15	+1	15	10	+1		《ソード/1Hのデータ》　剣の習熟練度によって能力が変化する。
2H	15	+1	25	10	+1		《ソード/1Hのデータ》　剣の習熟練度によって能力が変化する。
1H両	10	0	20	10	+1		《スピア/1Hのデータ》　攻撃障害を軽減する。
2H	10	+1	30	10	+1		《スピア/2Hのデータ》　攻撃障害を軽減する。
2H	20	+1	35	11	+1		《アックスのデータ》　相手の防護を破壊する。
1H両	5	+2	5	12	+1		《スタッフ/2Hのデータ》　　防護点+1　魔神を強化する。
2H	5	+2	15	12	+1		《スタッフ/2Hのデータ》　　防護点+1　魔神を強化する。
2H	25	+1	可変	可変	+1		《ボウ/２Hのデータ》　魔法ダメージを与える。　射程50m。